「結婚式の後撮り」をご存じでしょうか。
実は最近行う夫婦の数は増加傾向にあり、結婚式でできなかったことをする非常に良い機会にもなります。
そこで今回の記事では、後撮りの特徴について解説していきます。
また、そのメリットもご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□結婚式の後撮りとは
結婚式の後撮りとは、文字通り結婚式の後に行う撮影です。
似た言葉に「前撮り」がありますが、これとの違いは撮影のタイミングで、式の後に行うと後撮りとなります。
これらを総称して「別撮り」とも言います。
そのため、上記以外の内容はほぼ共通しています。
どちらにおいてもスタジオやロケーションで撮影を行い、式の別日に撮影します。
したがって、料金に関しても前撮りと同様のことが多いです。
なお、料金は撮影場所や撮影プラン、衣装によって左右されます。
また、結婚の周年記念のお祝いや、結婚当初に式を挙げなかった夫婦が数年後に改めてセレモニーを行う「バウ・リニューアル」の記念撮影としても、後撮りは行われます。
この記事を読んでいる方の中には、子供が生まれて落ち着いてからバウ・リニューアルを行う方もいらっしゃるでしょうし、そのような方にも後撮りはおすすめです。
□結婚式の後撮りの4つのメリット
1つ目は、結婚式でできなかったポーズを、要望通りのシーンで撮影できることです。
結婚式当日は、どうしても場所や時間に制限があり、そのために満足できる撮影がしにくい側面があります。
また、結婚式後に「こんな写真を撮っておけば良かったな」と後悔することもあるでしょう。
そのような方にとって、後撮りはとても有用です。
望み通りの写真を望み通りのシチュエーションで撮れる後撮りを、ぜひ検討してみてください。
2つ目は、好きな季節に撮影できることです。
結婚式の日程はどうしてもゲストに左右されてしまうでしょう。
そのため、季節によって好きな衣装を着られなかったり、前撮りの場合も撮影に適した季節に行えなかったり、というケースも多いです。
しかし後撮りであれば、挙式の時期にかかわらず撮影に適した時期に行えます。
また、春であれば桜や菜の花畑を背景にしたり、秋であれば紅葉をバックにしたりと、好きな写真を撮れるでしょう。
3つ目は、後撮りであれば余裕をもって撮影できることです。
式前や式中はどうしても時間が無く、気持ちに余裕が持てません。
バタバタしていて撮影についてよく考えられていないまま終わってしまった、ということさえあり得るでしょう。
しかし後撮りであれば、ゆとりをもって撮影に臨めます。
また、心の準備ができるだけでなく、小物といった物の準備も余裕を持って行えます。
余裕をもって撮影できれば、望み通りの写真を残せる可能性が高まりますし、のびのびと撮影できます。
4つ目は、ハネムーンを兼ねて撮影できることです。
後撮りは、実はハネムーン先でも可能です。
観光スポットであればフォトジェニックな写真を残せること間違いなしでしょう。
また、ハネムーン中は楽しいので、最高の気分で撮影できます。
□前撮りや後撮りをしている人の割合はどれくらい?
では、前撮りと後撮りを総合した「別撮り」を行っている人の割合はどれくらいでしょうか。
2021年にゼクシィが行った調査によると、別撮りを行った割合は約70.8%となっており、多くの人が別撮りをしていることが分かります。
また、この実施率は年々増加傾向にあることも、同調査で明らかになっています。
さらに、別撮りを行った理由も調査されています。
最も多いのは、「当日と違う衣装が着られる」というもので、その割合は68.0%となっています。
次に多い理由は「和装で撮りたかった」というもので54.9%となっており、衣装が決め手になっている印象です。
また、「結婚式以外のシーンで撮りたい写真があった」というものや「ゆとりを持って撮影したかった」という回答も多くなっています。
他の回答を見ると、幸せな時間を過ごしたいという理由で撮影をしている方も多いです。
□後撮りのタイミングはいつがおすすめ?
先ほどメリットの1つとして「好きな季節に撮影できること」を挙げたことからも分かるように、実は後撮りの時期・タイミングに関する決まりはありません。
これは前撮りと比べたときに最も大きな相違点ともいえます。
「そうはいっても実際はすぐに後撮りしているんじゃないか」
このようにお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
ゼクシィが2018年に行った調査によると、後撮りのタイミングは「結婚式後の2週間後~1か月以上後」となっています。
このように、夫婦によって後撮りのタイミングは本当に様々です。
式の直後でも1週年記念であっても、楽しんで後撮りをしていることが分かります。
ただし、時間が経ちすぎると夫側が気乗りしなくなる傾向にあるのも事実です。
そこで、ここからはおすすめの後撮りタイミングをご紹介します。
まず挙げられるのが、新婚旅行での撮影です。
特に時期を考えなくても良いですし、撮影場所もある程度簡単に絞れます。
撮影した写真が一生の思い出になること間違いなしでしょう。
また、何らかの節目に撮影するのもおすすめです。
例えば、結婚記念日や妊娠・出産を機に撮影される夫婦も多いです。
同様に、バウリニューアルを機に撮影される方も多いです。
他には、景色の良い季節や気候の穏やかな時期を待って撮影するのもおすすめです。
好きなロケーションでの撮影であれば気持ちも乗るでしょうし、予定も立てやすいと思います。
以上をまとめると、おすすめのタイミングは以下の通りです。
・新婚旅行での撮影
・何らかの節目での撮影
・好きな季節を待っての撮影
ぜひ参考にしてみてください。
□費用相場
最後に、費用相場をご紹介します。
これについては、フォトスタジオ内で撮る「スタジオ撮影」と、スタジオの外で撮影する「ロケーション撮影」に分けて解説していきます。
*スタジオ撮影の費用
結婚スタイルマガジンが2018年に行った調査によると、最も多いのが8~12万円で34.4%、次に多いのが4~8万円で25.4%、次に多いのが4万円未満で16.3%となっています。
これらを合計すると75%強となり、12万円未満で撮影している方が多いのが分かりますね。
一方で9.4%の人は20万円以上かけており、こだわる方も一定数いることが分かります。
*ロケーション撮影の費用
同調査によると、8~12万円の人が33.5%、4~8万円のひとが24.0%、4万円未満の人が16.2%となっており、やはりこの費用帯が多いことが分かります。
少しだけロケーション撮影の方が高い傾向にありますが、差はあまりなく、その差も移動費によるものと分析されています。
以上から、移動費を考慮しなければ、撮影費用はスタジオ・ロケーションにかかわらずあまり変わりません。
自分の好きなところで撮影するのが最も良いのかもしれませんね。
□まとめ
今回の記事では、結婚式の後撮りの特徴を解説してきました。
写真は一生残りますし、撮影自体も思い出になります。
結婚式でバタバタしてしまって思い通りの撮影がかなわなかった人、他にも着たい衣装があった人は、ぜひ後撮りを活用してみてください。
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