写真の前撮りで「写真写りに自信がない」「コンプレックスを感じていて撮影が嫌」という方もいるでしょう。
ただ、一生に一度の大切な記録を写真に残さないのはもったいないですよね。
そこで、今回は、写真写りを良くする事前準備の方法や、可愛く写るポーズ、撮影時に意識すべき写真写りを良くするポイントについて紹介します。
また、撮り方で変わる写真写りについても紹介するので、結婚時期の前撮りの際に、ぜひ役立てて下さい。
□写真写りを気にする方におすすめな指示書とは?
完成した写真がどんな風に出来上がるのか不安を抱えている方におすすめなのが、撮影指示書の作成です。
撮影指示書は馴染みがなく、どのようなものか想像しにくいという方も多いでしょう。
ここでは、撮影指示書の概要や必要性、作成のコツについて紹介します。
撮影指示書とは、撮影して欲しい写真の内容をカメラマンに指示するための書類です。
様式は決まっておらず、任意で作成します。
文章だけでなくイメージ写真を用いることで思いを伝えやすいです。
また、手書きで作成するのではなく、パソコンやスマホで作成するのが一般的です。
撮影指示書は必ず用意しなければならないものではありませんが、自分が思い描くイメージ通りの写真を撮影するためには欠かせません。
一生に残る大事な写真をできる限り後悔したくない、具体的に撮ってほしい写真のイメージがある方にはおすすめの方法です。
それでは、具体的な撮影指示書の作り方をステップごとに解説します。
まずは、自分が撮りたいイメージに近い写真を探して集めます。
写真を提示することで細かいニュアンスを伝えやすいです。
雑誌の写真やネットに掲載されている写真などから探すのがおすすめです。
次は、撮影したい写真を時系列順に並べていきます。
その際、前撮りの撮影スケジュールを先に記載し、その後写真を加えましょう。
写真を配置し終えたら、各写真に簡単な説明のコメントをつけていきます。
カメラアングルやポーズ、シチュエーションなど具体的にお願いしたいポイントを書き込みましょう。
撮影指示書の作成のコツは、「誰がみてもわかりやすい内容であること」「要望を詰め込みすぎないこと」「撮影当日より前に渡しておくこと」です。
指示書はわかりやすくシンプルであることが重要です。
自分のイメージを正確に伝えようとして情報を多く入れてしまうと、逆にわかりにくくなってしまう可能性が高いです。
また、要望を詰め込み過ぎると、撮影の妨げになってしまう場合もあります。
カメラマンの技術を信じ、外せないポイントに絞ることが大切です。
撮影指示書を撮影当日に渡すのは避け、できる限り早めに伝えるようにしましょう。
指示書を渡したからといって、その通りにカメラマンがすぐ動けるというものではありません。
不明点を尋ねたり、内容を確認したり、代替案を出したりするなどのやりとりが必要な場合が多いです。
このような時間をとるために、余裕を見て渡すようにしましょう。
□自分でできるフォトウェディングの写りを良くする方法とは?
写真写りを良くするために、撮影当日までに自分でできる準備方法について紹介します。
*ブライダルエステを受ける
ブライダルエステには、スキンケア・脂肪吸引・小顔マッサージといったメニューがあるので、自分に合ったメニューを選びましょう。
お肌の状態がいいと当日のメイクのりがよくなります。
ブライダルエステの平均実施回数は5.1回、平均開始時期は結婚式2.2カ月前からの開始が一般的です。
短期間での準備期間を見越して早めから美容ケアを開始することが大切です。
また、万が一の施術での肌トラブルを避けるために、結婚式の2週間前までには、施術を終了させておくことをおすすめします。
エステだけでなく、日頃のスキンケアや身体のケアもすることで、より高い仕上がりが期待できます。
生活習慣も美容の天敵のため、食生活・睡眠・運動も意識して行いましょう。
*自分に合ったメイク・髪型の検討
メイクや髪型で、写真写りは大きく変わります。
自身のコンプレックスを隠せるメイク・髪型を研究しておきましょう。
ヘアメイクを担当するスタッフに自分のなりたいイメージや気になっている部分を伝えておくと良いでしょう。
ハイライトやシャドーをうまく使ったメイクは撮影時の照明と相性が良く、立体感のある顔立ちに見せられます。
後毛を活かした髪型では、小顔に見せられます。
工夫次第で写真の仕上がりはグッとアップします。
*姿勢を正す
姿勢を正すことで写真の印象は大きく変わります。
当日、姿勢を意識して臨んでも、猫背や巻き肩は無意識に緩んでしまうものです。
日頃から姿勢への意識やストレッチをしておくことが重要です。
□撮り方で変わる写真写りとは?
事前準備の他に、写真の構成によっても、写真写りを良く仕上げられます。
*真正面で写真を撮らない
ポーズによるので必ずではありませんが、人と並んで写真を撮る時には、真正面に体をむけて真っ直ぐ立つのではなく、少し角度をつけて立つと良いでしょう。
すると、不自然さが消えて衣装に着られている感が無くなります。
*振り向き横顔ショット
振り向いたショットや横顔ショットは体の面積が半分ほどになるので、スリムに写ります。
横顔の際、少し上向きの角度だと顎のラインがすっきりと見えるのでおすすめです。
*シルエット姿のショット
シルエット写真は、カメラを向けられると緊張してしまうという方におすすめです。
表情がはっきりと見えない分、二人が接近したショットでも恥ずかしくありません。
映画のワンシーンのような雰囲気の仕上がりになります。
*ロケ移動・準備中の自然体ショット
カメラ前でポーズを取るのが苦手という方は、メイクシーンや移動中のショットを撮影してもらうと良いでしょう。
カメラ目線ではなく、カメラを意識していない瞬間を写真に残すことができれば、ぎこちない表情の写真が残る確率は下がります。
花婿さんと談笑しながらや何かしているところなら、自然な笑顔の写真が残せます。
決めたポーズもいいですが、あえて普段に近いシーンで撮影するのも良い記念になります。
□撮影時にできる写真写りを良くするポイントとは?
1つ目は、顎を引いて撮影することです。
撮影時、真っ直ぐ向いているつもりでも、少し顎が上がっていることが多いです。
少し顎を引いてカメラを見ると、自然と目が開いて普段より大きくなります。
顎を引き過ぎると二重顎や上目遣いになり、印象が良くありません。
顎を引く意識とは、胸を張り首を後ろに引くイメージです。
2つ目は、美しい姿勢を保つことです。
婚礼衣装を身につけた姿は華やかな分、ちょっとした姿勢の悪さが際立ってしまいます。
頭を天井から糸で吊るされているようなイメージで、首・肩・足首のラインまで真っ直ぐにしましょう。
お尻に力を入れると自然と背筋が伸びます。
美しい姿勢で写真を撮るには、立ち方も重要です。
片足を少し後ろにひいて立つようにしましょう
グッと写真写りが良くなります。
美しい姿勢は「続けること」がもっとも難しいものです。
立ち方を工夫することで楽に姿勢を維持できます。
□まとめ
結婚写真を美しく撮るためには、事前に姿勢・笑顔・ポーズなどの練習をしておくと、当日でもスムーズに撮影できます。
今回紹介した、「事前にできること」と「当日にできること」を意識して、写真写りを良くしましょう。
撮影当日は、「私が主役」と、モデルになったつもりで自信をもって視線をカメラに向けてください。
理想の写真を残すには、カメラマンの要求を一方的に受けるだけでなく、自分たちがイメージするものを伝えることが重要です。