結婚式を検討している方の中で、結婚式でお色直しを行う理由をご存知の方はいらっしゃいますか。
結婚式で行われるお色直しは日本ならではの風習とされていますが、実際、意味や由来を認識している方は少ないでしょう。
どのような理由や利点があって、お色直しを行うのか知りたい方も、結婚式について調べている方の中にはいらっしゃいますよね。
そこで今回は、結婚式で行うお色直しについて紹介します。
お色直しでおすすめの衣装や流れも合わせてご紹介しますので、参考にしてみてください。
□お色直しの意味と必要性とは?
*お色直しの必要性
結婚式の途中で新郎新婦が一度席を外して衣装チェンジすることをお色直しとよびます。
お色直しが取り入れられるようになった理由は諸説ありますが、「結婚後3日間は白無垢を、4日目は色打掛を着る」かつての嫁入りの風習が大きな理由です。
かつてお嫁に行く際に、白い着物から色の付いた着物へと着替えることが、嫁ぎ先の家に染まることを意味していました。
お色直しは日本ならではの風習です。
お色直しの必要性は、地域や人によって考え方が異なります。
最近では、結婚式にいらっしゃったゲストとの時間を設けるために、お色直しをしない方もいらっしゃいます。
ただ、結婚式で着た衣装の数の平均は2、3着で多くの人が1回はお色直しをしています。
結婚式の最中に1回だけお色直しを行う場合、一般的なお色直しのタイミングは披露宴の中盤です。
*お色直しを行うメリットとは?
お色直しをプログラムに組み込むメリットは、大きく分けて3つあります。
1つ目は、結婚式自体にメリハリがつき、飽きにくい式になることです。
お色直しが1つのイベントとなることで、結婚式を飽きずに楽しんでもらえます。
2つ目は、ゲストにとっての休憩時間になることです。
ゲスト同士で会話を楽しんだり、食事をとったり、お手洗いにいくタイミングとしてお色直しは有効活用できます。
3つ目は、新郎新婦にとっても緊張をほぐせる休憩時間になることです。
結婚式の間、新郎新婦のおふたりはずっと注目を浴びているので、なかなかリラックスできる時間がありません。
そんな中、息抜きやお手洗いに行きたいとなったときにお色直しがあれば、自然に席を離れることができます。
□お色直し中におすすめの演出
お色直しの時間にゲストが退屈しないための工夫として、おすすめな演出は3つあります。
1つ目は、新郎新婦のプロフィールムービーを流すことです。
新郎新婦の生まれや育ち、馴れ初めを紹介するプロフィールムービーは人気の演出です。
言葉だけでなく映像を用いた新郎新婦のお披露目で、より詳しく2人のことを知ってもらえます。
2つ目は、ゲスト参加型のクイズです。
ゲストが参加して取り組める演出は会場全体で盛り上がれるため、おすすめできます。
クイズの内容が結婚式やおふたりにまつわる内容であればより盛り上がります。
また、参加型ですのでゲスト同士が親睦を深める機会にもなりますよ。
お伝えしたように、お色直しの時間はゲストにとっても休憩時間ですので、演出を詰め込みすぎないようにしましょう。
□和装から洋装へのお色直し
多くの新郎新婦に選ばれるのが、和装から洋装に変わるお色直しです。
お色直しは平均して洋装は20分から30分、和装では30分以上かかります。
披露宴は平均で2時間から3時間なので、その中でどのように着替えやプログラムを組むかが重要です。
和装から洋装の順番にすることで、衣装替えがスムーズになり、時間を節約できます。
お色直しをスムーズに進めるためには「お色直しの順番」「披露宴会場と控室の距離」「髪型」の3点が重要です。
先述の通り、和装から洋装の順番で衣装を変えると中座の時間を短縮できます。
洋装から洋装への着替えや和装から和装への組み合わせでも効率よくお色直しが行えます。
白無垢から色打掛は羽織を変えるだけで簡単に衣装を変えられるため、和装から和装への着替えで着用する方が多くいらっしゃいます。
着替えの回数が多い場合には、披露宴会場と控室が近い距離にあると良いでしょう。
衣装は重いものもあり、着たままで遠くまで移動するのは大変なので、結婚式場を選ぶ段階から確認しておくことをおすすめします。
お色直しの時間を短くするためには、髪型を変えないこともおすすめです。
洋装と和装両方着る場合には、どちらを着る際にも違和感がないように洋髪にするのをお勧めします。
髪型そのものを変えるのではなく、ティアラや生花の髪飾りのような小物を変えることで印象を変えてみましょう。
□お色直しで和装が選ばれる理由
お色直しで和装が選ばれやすい理由は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、和装を着る機会が少ないことです。
ドレスのような洋装は、結婚式だけではなくパーティーのような場で着ることがある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、結婚式で着るような豪華な和装は、他で着る機会はほとんどありません。
例えば、引き振袖は花嫁のために仕立てるものですから、結婚後は着ることができません。
そのため、結婚式でしか着られない和装を選ぶ人が増えています。
2つ目は、日本独自の文化を楽しめることです。
着物や和装は日本独自の文化でもあり、縁起が良い意味合いを持つものもあります。
伝統的な和装は、ご高齢の方にも評判が良いため、家族や親族向けに和装を選ぶ方もいらっしゃいます。
Mai BRIDEには花嫁和装(白無垢や色打掛)が350着と豊富に揃っており、好みのデザインを探していただけます。
和装だけでなく、ブランドドレスや最新のドレスも、豊富に取り扱っておりますので衣装にお悩みの際にはご相談ください。
□お色直しで和装を選ぶなら?おすすめの3つの和装
*艶やかで重厚感のある見た目が美しい「色打掛」
挙式でも着用できる正式な和装の1つが色打掛です。
色を取り入れた鮮やかな見た目は、美しさと豪華さを持ち合わせています。
色打掛を選ぶ際には、込められた意味にも注目して選んでみることもおすすめです。
*未婚の女性のみ着ることを許された「引き振袖」
引き振袖は、花嫁のためだけに仕立てられた特別な振袖のことです。
裾の部分にふき綿と呼ばれる綿が入っており、裾を引きながら着用するスタイルの振袖を指します。
色打掛よりも動きやすく、ドレスと同じ感覚で選ばれることも多いです。
*和装と洋装を組み合わせた「新和装」
新和装とは、和装に洋装の魅力を合わせてつくられた着物のことです。
伝統的な和装の要素を残しつつ、オーガンジーのような洋風の素材や現代風の色柄を取り入れており、和装と洋装の両方の雰囲気を楽しめます。
和装と洋装の間で悩んでいる人にもおすすめできる和装です。
ただし、挙式の場合には本来の和装でなければならないこともあります。
自分の挙げる結婚式の内容に取り入れられるスタイルかどうか、確認しておくようにしましょう。
□まとめ
今回は、お色直しの必要性や和装のお色直しについてご紹介しました。
日本独自の文化を味わえたり、結婚式でしかできない豪華な和装は披露宴のお色直しで人気です。
複数の衣装を着用したいが費用面で不安な方はフォトウェディングを活用して、好きな衣装を好きなだけ着ることもおすすめします。
フォトウェディングを検討されている方は、衣装数やスタジオ背景が豊富なMai BRIDEまでお気軽にお問合せください。