前撮り当日が曇りだった場合はどうすれば良い?ポイントやアイデアをご紹介します!

前撮りとは、結婚式に先立って記念撮影することです。
つまり、結婚式前に残す新郎新婦お二人の思い出の写真を撮る機会。
お二人にしか出せない表情やポージングを最大限に活かすためには、お二人の思い描いた通りの天気であって欲しいものですよね。

しかし、思い通りの天気が当日来るかと言われれば、そうは行かないのが現実。
そこで今回は、前撮り当日が曇りだった場合はどうすれば良いのかを、天気が悪い日の例も含めてご紹介します。

□前撮りの当日は晴れる?

前撮りの際に、ロケーション撮影を選ぶと、基本的に外野での撮影になるため、天気に左右されると言えます。
日本には四季があるため、毎日晴れているわけではありませんし、季節によっては雨が降る日が続いたり、曇っていてあまりロケーション撮影に向いていないと感じたりすることが多いでしょう。
中には、天気予報では晴れるとなっていたのに、いざ当日を迎えると曇っているという可能性があります。
そのため、「せっかく前撮りするのに最高のロケーションで撮影できない」と気持ちが沈んでしまうこともあるでしょう。

写真は一生残るものなので、できるだけ良い表情で撮影したいものです。
当日に気持ち良く撮影に臨むためには、万が一天気が悪かったときのことを事前に考えておくことをおすすめします。
あらかじめ複数のプランを用意しておくことで、当日曇りでも別のプランを選んで素敵な前撮り撮影ができます。
前撮り撮影当日まで、あまり天気に期待することなく準備を進めると良いでしょう。

□前撮り撮影に向いている天気は曇り?

結論からお伝えすると、実際カメラマンが撮りやすいのは曇りの日と言えます。
それは、「太陽」が雲に隠れているからです。

写真撮影するときに、「日差しが強くて顔に影がかかって表情がわからない」という経験をした方も多いでしょう。
そのように、日差しが強ければ強いほど影ができやすく、その影がいろんな物を隠してしまいます。
特に、顔には凹凸があるので、それだけで影ができてしまいますし、髪の毛も陰になってしまいます。

また、基本的に被写体の方は太陽を正面にしての撮影となるので、あまりに日差しが強すぎると眩しくて、目を細めてしまいます。
自然な表情をそのまま写せるのも曇りの日だからこそできると言えます。

とはいえ、晴れの方が良いですよね。
「晴れの日の方が前撮りの写真も映えるのではないか」と思う方も多いでしょう。
カメラマンにとっては曇りの日の方が撮りやすいですが、思い出として残すには青空が広がった晴れの方が良いでしょう。
そこでおすすめなのが、「青空が広がっているけど、雲も多い日」です。
日差しが隠れているため、非常にカメラマンも撮影しやすく、気分をあげて撮影に臨めます。

□前撮りの当日に天気が悪くても慌てないためにはどうすれば良い?

*事前に確認しておくこと

事前に確認しておくことは、以下の7つが挙げられます。
せっかく前撮りをして、思い出を形に残すのですから、確認不足による後悔は避けたいものです。
後悔を防ぐためにも、ここでご紹介する項目をぜひ参考にしてみてください。

・撮影延期になる条件を確認する
・延期のタイミングはいつ決めると良いのか
・撮影を延期できる回数
・申し込み時に予備日を決められるか
・予備日も予定していた衣装を着られるか
・キャンセル料や別途必要な料金
・延期日はどれくらい先の日程になるか

スタジオを決めたら、撮影小物も要チェックしておきましょう。
「雨の日ならではの撮影小物」といったような天気や季節によって使える小物があれば、それらを使えるのか確認することをおすすめします。
小物を使えるだけで、撮影のクオリティや気分が上がります。
また、先ほどもご紹介したように、雨が降ったときに備えて、複数プランを考えておくと当日天気が悪くても慌てず済みます。

雨天時の対応例は、以下の4つが挙げられます。

・プラン通り、野外撮影を決行
・室内撮影に変更
・別日に延期
・キャンセル

ただし、スタジオによっては雨天時の対応が異なるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
「別日に延期することで交通費がかかるためキャンセルにした」「延期することで同行予定の親族が都合が合わなくなったので中止した」などの理由でキャンセルした場合はキャンセル料がかかる可能性があります。
そのため、あらかじめ契約する際に利用規約を確認しておきましょう。

□前撮りの日が曇りの時のポイントとアイデアをご紹介!

天気が悪いからと言って撮影が全てダメになってしまうわけではありません。
工夫次第で、晴れの日には撮ることができない素敵な写真を撮ることができます。
では、前撮りの当日に天気が悪い場合、どのようにすれば良いのかポイントとアイデアをご紹介します。
この方法を参考にすれば、天気が悪いからと言って「思い描いていた撮影ができない」と慌てる必要はありません。

*ポイント

1.水たまりを活用する
雨の日だからこそできる水たまり。
水たまりは鏡のように姿をうつすことができるので、風がない瞬間を狙えば、美しい写真を撮ることができます。

2.雨粒を活かす
雨が降っているときに撮影すれば、カメラのフラッシュが雨粒に反射した光で、白く輝く幻想的なショットを撮れます。

3.曇りや霧を演出として利用する
森林や山々などの自然をバックにして撮影する場合、晴れの日よりも曇りの日や霧が発生している日の方が緑が映えて幻想的な雰囲気を演出することができます。
映画に出てくるシーンのようなポーズをとってみたり、キャンドルやドライフラワーなどを使ったりしてみてはいかがでしょうか。

4.雨上がりの虹を狙う
雨の日だから期待できるのが虹。
子供から大人まで、虹が空に見えていればワクワクするものです。
そんな虹を前撮り撮影で取り入れれば、より素敵な写真が仕上がるでしょう。

*アイデア

1.夜景をバックに個性を出すショット
夜景をバックに前撮りする場合、白く光る雨粒と夜景でロマンチックな雰囲気を演出できます。
特に、人気な撮影スポットの場合、天気が悪い方が個性が出せる可能性があります。

2.曇り空で幻想的なショットが撮影できる
先ほどご紹介したように、ロケーション撮影をする際は、顔に影ができなかったり、日差しが眩しくなかったりするため曇りの方が良いというカメラマンもいます。
景色が幻想的で、ふたりだけの世界を切り取ったような1枚が仕上がります。

3.桜と雨で和装が映える
雨と桜の組み合わせで完成する美しい一枚。
和傘を使って二人の距離をぐっと縮める演出にするとさらに素敵な写真が仕上がります。

4.曇り空を活かした神秘的なショット
重厚感のある曇り空を利用することで、花嫁をより神秘的に魅せてくれる効果もあります。

□まとめ

今回は、前撮り当日が曇りであったり、天気が悪かったりした場合のポイントやアイデアをご紹介しました。
晴れていて太陽がしっかり出ている天気であれば、明るく青い空を生かした素敵な写真が撮れますが、太陽の光の下で前撮り撮影するのは大変です。
体力が奪われると共に、太陽の光が眩しくて十分な笑顔で前撮り撮影ができないこともあります。
そのため、晴れていることがとても良いというわけではないのです。
当日良い天気でないのであれば、その時の対策を考えておき、どのような天気でも素敵な前撮り撮影ができるように準備しておくことをおすすめします。