前撮りが屋外の場合、当日の天候はコントロールできないので、雨が降る可能性は十分に考えられます。
せっかくの前撮りの日に、雨が降ったらどうしたら良いのでしょうか。
雨の中でも一生の思い出に残るような、素敵な写真を撮りたいですよね。
そこで今回は、前撮りの日に雨が降った場合に考えられる選択肢や、雨の日に撮影するメリット、楽しむポイント、雨だからこそのアイデアをご紹介します。
雨の日だからこそ、特別な写真が撮れるかもしれません。
前撮りの予定があるけれど、雨が降るのが不安で、どうなるのか知りたい方必見です。
□雨の日の前撮りで考えられる5つの選択肢
楽しみに準備していた前撮りが雨予報だった場合、どのような選択肢があるのでしょうか。
ここでは、5つの選択肢をご紹介します。
*雨天決行する
多くの場合は、多少の雨であれば前撮りを決行します。
スタジオやカメラマンによっては、雨の撮影が得意なところもあります。
そして、雨での前撮りは晴れの日よりもドラマチックかつ個性的に仕上がるのです。
将来、写真を見返した時にも、その時の記憶をより鮮明に思い出せるのではないでしょうか。
*撮影日を延期する
多くの場合、延期であれば追加料金はかかりません。
どうしても晴れの日に撮影したい強い希望がある方は、後悔しないために延期するのが良いでしょう。
契約時に雨が降った時の対応を確認しておくことで、トラブルを避けられます。
また、延期することで希望の衣装がないなんてこともありますから、しっかりと相談するようにしましょう。
*屋内撮影に切り替える
屋内スタジオを持っているフォトスタジオの場合、急な雨でも屋内撮影に切り替えられる可能性があります。
日程の関係で延期ができない場合は、屋内のスタジオを持っているフォトスタジオを選ぶことで、安心して前撮りに挑めるでしょう。
*時間をずらして雨が止むのを待つ
一日中雨予報でなかったり、雨のち晴れの予報だったりする場合は、雨が止むであろう時間までずらす手段もあります。
この手段をとる場合、カメラマンとの密なコミュニケーションと臨機応変な対応が必要不可欠です。
また、他の予約が詰まっているときは時間の変更が難しい可能性もあるので、事前に確認をしましょう。
*キャンセルする
リゾートフォトを選択した場合、延期ができず、キャンセルしなければなりません。
キャンセルをするタイミングによって、キャンセル料がかかることを覚えておきましょう。
また、キャンセルをしても、後撮りで再挑戦する選択肢もあります。
□雨の日でも前撮りはできる⁉雨の中で撮影することのメリット
雨の日の撮影は、実はあまり雨を目立たせずに撮影できるのです。
雨粒の大きさや風の強さにもよりますが、写真に雨は写らない場合がほとんどです。
実際に、雨の日に自分で写真を撮ってみても、意外と雨粒は写らないですよね。
傘をささないとずぶ濡れになってしまうような雨でも、雨が降っているようには見えない写真が撮れます。
では、雨の日に和装で前撮りをするメリットは何があるのでしょうか。
まず、人の写り込みが比較的少なく撮影できます。
ロケーションによっては、晴れの日では人が多く、写り込みが多くなってしまうことがあります。
雨の日であれば人が少ないため、写り込みの少ない、2人だけの美しい写真が撮れるのです。
次に、雨の日だからこそ、映える写真が撮れることです。
傘を使った撮影もでき、雨の日以外では撮れない写真が撮れます。
相合傘は特に、ウェディングフォトでとてもおすすめのポーズですが、雨ならではのポーズですよね。
雨だからこそできるポーズや小物を利用して、一生の思い出に残る素敵な写真を残しましょう。
□雨の日の前撮りを楽しむためのポイント
雨の日でも気分を落とさず、せっかくの前撮りを楽しく撮影したいですよね。
楽しむために、どんなポイントがあるのかご紹介します。
1.水溜りを活用する
雨の日ならではのもので活用したいのが、水溜りです。
風がない瞬間であれば、水溜りに2人の姿が映り、鏡のような綺麗な写真が撮れます。
2.雨粒を活かす
雨が降っている瞬間に撮影すると、フラッシュの光で雨粒が白く光る幻想的な一枚を撮れます。
夜景やイルミネーションとともに撮ると、さらに美しくロマンチックな雰囲気に仕上がります。
3.傘やてるてる坊主のような小道具を使う
雨のときは、傘やレインコートといった、雨だからこそのアイテムを使うのも良いでしょう。
例えば、2人で相合傘や、軒下で雨宿りをしているショットがあります。
雨だからこそ撮れる、晴れの日とは一味違う特別な一枚を撮れます。
4.曇りや霧を演出として利用する
森や山をはじめとした自然を背景に撮影する場合、曇りや霧が緑を強調し、幻想的な雰囲気を演出できます。
キャンドルやドライフラワーといった小物を使い、さらに雰囲気を出すのも良いでしょう。
また、映画のようなポーズをしてみることで、映画のワンシーンのような一枚が撮れます。
5.雨上がりの虹を狙う
雨の日にしかできないことの1つに、虹があります。
雨が止む予報だとしたら、虹が出る可能性もあり、虹を背景に撮影できるかもしれません。
虹に合わせて、レインボーカラーのアイテムを取り入れるのもおすすめです。
□雨だからこそできる前撮りのアイデア
雨が降ってしまったら、思う存分雨を楽しみましょう。
晴れの日にはできない、特別なポーズや演出がたくさんあります。
まずは、傘を使っての相合傘ショットです。
透明な傘を使って、2人の様子がよく見えるようにし、誓いのキスをしたショットがおすすめです。
傘に覆われることで、2人だけの世界を演出できます。
次に、イルミネーション風の雨粒を活かしたショットです。
夜に雨粒を輝かせることで、光の粒が降っているような幻想的な一枚を狙えます。
まるで映画のワンシーンのような、ロマンチックな雰囲気を演出できます。
続いて、シックな雰囲気を演出したショットです。
ニュアンスのある写真が撮りたいのであれば、雨の日がおすすめです。
雨の日は、晴天よりも光が弱くなるのです。
このような雰囲気でお互いを見つめ合う、シンプルなポーズも大人な雰囲気に仕上がります。
また、森や木々のような緑との相性がとても良いので、これを活かした構図で撮ってみるのも良いでしょう。
それから、海を背景にした重厚的な一枚です。
雲や風が強い雨の日だからこそ、荒っぽい雰囲気を演出できます。
重厚な雰囲気の雲の隙間から、少し光が差し込んで神秘的な一枚が撮れます。
背景の海も色々な表情があり、まるで壮大な物語の一場面のような写真が撮れるでしょう。
最後に、柔らかい光の中で、和装で撮る一枚です。
雨の日は、晴れの日に比べて日差しが柔らかいため、より幻想的な雰囲気を楽しめます。
厳かな印象のある和装も、光のおかげで優しい雰囲気を演出できます。
また、和装であれば、和傘を使うことをおすすめします。
□まとめ
今回は、前撮りの日に雨が降った場合に考えられる選択肢や、雨の日に撮影することのメリット、楽しむポイント、雨だからこそのアイデアをご紹介しました。
前撮りが雨になってしまっても、単純に延期することも可能ですし、雨を活かした演出もできます。
特に、雨でも決行する場合は、雨でしかできないポーズや小物、自然環境を活かすことで、とても素敵な雨ならではの一枚が狙えます。
せっかくの前撮りですから、どんな状況になってもしっかりと楽しむことが一番大切なのではないでしょうか。