結婚式での花嫁さまをより華やか且つより綺麗に見せるのが、当日のヘアメイクです。
人生における大きなイベントの1つともいえる結婚式を、特別な気持ちで挑まれる方も多いでしょう。
特に、ヘアメイクはドレスに負けないくらい花嫁さまの印象を決めるため、下手な失敗は避けたいところです。
そこで今回は、結婚式のヘアメイクで起こりがちな失敗と、後悔しないためにできることについてご紹介します。
結婚式でのヘアメイクに不安がある方は、ぜひご覧ください。
□結婚式のヘアメイクでありがちな後悔談とは?
ブライダルメイクは、結婚式当日での花嫁の印象を決めるといっても過言ではないくらい、式においては重要なものです。
そのため、メイクにおいての失敗は避けたいところ。
ここでは、ヘアメイクでありがちな失敗談をいくつかご紹介します。
*メイクの濃い薄い
結婚式でのドレスは、普段着よりも何倍も華やかで、綺麗なものです。
そのため、式の当日は顔を引き立てるためにドレスの華やかさに合わせたメイクを行うので、必然的にメイクが濃くなります。
ドレスの印象や理想のメイクについて、何も相談せずにヘアメイクを任せると、ドレスよりも顔が目立ちすぎることになりかねません。
逆に、濃いメイクになってしまうのが嫌だからと薄めのメイクをした方の中には、メイクが薄すぎて失敗した方もいるようです。
近年は、結婚式でもナチュラルを意識したナチュラルメイクを取り入れたいと希望される方が増えています。
しかし、ナチュラルを意識しすぎるとメイクの薄さに繋がり、普段と変わらないメイクになってしまったケースや、口紅やハイライトが薄すぎて写真の際に色が飛んでしまった失敗談もあることから注意が必要です。
*流行りのメイクとは限らない
ヘアメイクを担当する方の中には、流行を常に追っている方とそうでない方がいるようです。
手慣れた手つきに安心していると、一昔前のメイクになっていて驚いたとの声も見られます。
また、和装に合わせたメイクを頼まれた方の中には、厚塗り過ぎて失敗したケースも。
和装のメイクは、どうしてもドレスに比べると濃いめのメイクになりがちです。
少しは今どきっぽいナチュラルさを取り入れてほしいと考えている方は、事前の打ち合わせが欠かせません。
*ヘアメイクの崩れ
ヘアメイクをする中で、どうしても気になるのがヘアメイクが崩れないかについてです。
ヘアメイクをセットしたときは完璧でも、時間が経つと崩れてしまい悲しかったとの声もあります。
ファンデーションが合わなかったのか崩れるのが早い、泣いたことでマスカラが早くに落ちてしまった、室内では完璧だったのに風が強くて髪型が崩れてしまったといったことが失敗談の例です。
普段から使っている自分に合った化粧品を式の当日に使ったり、外でのパーティーに合わせたヘアスタイルを提案してもらったりして、これらの失敗談についても、やはり事前の打ち合わせで解消できます。
*ヘアスタイルの盛りすぎ
結婚式では、華やかなドレスに合わせてヘアスタイルも華やかにしたいと考えている方が多いでしょう。
しかし、華やかさだけを考えるとバランスの悪い印象になってしまうこともあります。
長い髪をアップにしたヘアスタイルで高さを出しすぎて頭が長い印象になってしまったケースや、ただでさえボリュームのあるヘアスタイルに大きな生花を飾ったせいでド派手になってしまったケースがその例です。
メイクと同様に、最近はヘアスタイルでもナチュラルなものが流行りのため、派手なヘアアレンジを好まない方は注意しましょう。
*担当の人との相性
いくら技術が高くても、担当する人と相性が合わなければ良い気がしないでしょう。
メイクのセンスや色の感覚が合わず、人柄が良かっただけに意見を言いにくかった、スタッフさんの主張が強すぎて自分好みのメイクにできなかったといったことが失敗談として挙げられます。
中には、コンプレックスの部分をメイクで隠したかったのに、スタッフの人と感覚が合わずヘアメイクをやり直した方もいらっしゃるようです。
□ヘアメイクで後悔しないための対処法をご紹介!
これまでは、結婚式のヘアメイクにおける失敗談を紹介してきました。
失敗談を聞いて、ヘアメイクについて不安に感じてしまった方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ヘアメイクでの失敗を防ぐためにできることを3つ解説します。
1.意見を伝える
1つ目は、意見をしっかりと、そして具体的に伝えることです。
ヘアメイクのリハーサルがまだの方は特に、このことを意識しておきましょう。
相手がメイクのプロであったとしても、自身の意見を伝えないと後味の悪い結婚式になってしまいます。
遠慮がちに伝えるのではなく、具体的に伝えるとより良いでしょう。
スタッフ側としても、具体的に伝えられた方がイメージが合いやすいため、お互いに納得のできるヘアメイクが完成します。
リハーサルの段階でヘアメイクが気に入らないのであれば、やり直しを行い満足できる形で当日を迎えるようにしましょう。
2.自分でヘアメイクする
普段からヘアメイクにこだわりがある方、ヘアメイクに慣れている方は自身でヘアメイクを行う対処法もあります。
結婚式でのヘアメイクは、必ずしもプロのスタッフに頼まなければいけないわけではありません。
ただ、ブライダルメイクは普段のものと異なり、ドレスとの相性や写真での映えも意識して行う必要があります。
そこで活用したいのが、プロのスタッフと共同作業を行うことです。
こだわりのある箇所だけ自身で行い、他の部分をプロのスタッフに任せることで、満足のできるヘアメイクになること間違いないでしょう。
3.担当者の交代
どうしても担当のスタッフと合わないと感じた方は、思い切って担当を替える選択もあります。
その際は、感情的なままに交代を伝えるのではなく、冷静に考えたうえで理由を伝え交代してもらうようにしましょう。
□ヘアメイクで後悔しないためにはリハーサルが必要?ヘアメイクリハーサルのメリットとは?
ぶっつけ本番のヘアメイクは不安と考えている方は、リハーサルを行うことをおすすめします。
・いくつもパターンを試せる
・合うかどうかの確認ができる
・髪型に合わせたへアアクセサリーを用意できる
上記の3つがリハーサルを行うメリットです。
ばたばたする結婚式の当日と異なり、リハーサルでは時間に余裕があるため、納得のいくまでヘアメイクを試せます。
写真と実際にセットした後とのギャップをなくしたい方、髪型に合わせたヘアアクセサリーを検討している方、ヘアメイクで少し冒険してみたい方はリハーサルをすると良いでしょう。
□後悔しないためには指示書も必要?どんなことを書けば良いの?
リハーサルで担当の人に伝えたいことがあるけど、言葉では上手く伝えられるか不安の方は、指示書を利用してみるのも一つの手です。
事前に希望するヘアメイクや気をつけてほしいポイントをまとめて提出しておくことで、理想のイメージを共有しギャップを防げます。
指示書を書く方法は、パソコンやスマホ、手書きのどれでも問題ありません。
理想のヘアメイクが伝わるよう、当日の衣装ごとのヘアスタイル・メイクの画像を添付しておくと良いでしょう。
その際、当日のアクセサリーが決まっている方、目や鼻などパーツごとにこだわりがある方は、それらも一緒に記入しておくことをおすすめします。
また、くせ毛や毛量、そばかすやエラなどの悩みやコンプレックスについても、事前の記入が大切です。
□まとめ
今回は、結婚式のヘアメイクで起こりがちな失敗と、後悔しないためにできることについてご紹介しました。
結婚式の当日にヘアメイクで後悔しないためにはリハーサルが、そしてリハーサルではヘアメイク担当のスタッフに意見をしっかりと伝えることが大切です。
言葉で伝えるのが不安な方には、前もって記入する指示書を利用することをおすすめします。
相手がプロだからと遠慮するのではなく、納得のいくまで試行錯誤を続けることがポイントです。
満足のできる結婚式のためにも、画像やイメージは早めの内から準備をしておきましょう。