結婚式で着たいのは「和装」と「洋装」どっち?割合はどんな感じなの?

結婚式における衣装選びは、多くの新郎新婦にとって重要な決定です。
日本の伝統的な和装と、洗練された洋装、どちらを選ぶべきか迷う方も多いことでしょう。

この特別な日にどのような衣装を着るかは、結婚式の雰囲気や新郎新婦の個性を表現する大切な要素です。
そして、結婚式の思い出に残る一瞬を彩るために、選択は慎重に行う必要があります。

そこでこの記事では、結婚式での和装と洋装の人気や割合について探り、それぞれの魅力を紹介し、最終的な選択をサポートします。
結婚式の一大イベントである衣装選びについて、和装と洋装どっちを着るべきなのか探っていきましょう。

□結婚式で着用する衣装の種類

結婚式の花嫁の衣装は、その多様性が魅力の1つです。
そのラインナップには、主に5つの異なる衣装カテゴリーがあり、それぞれが独自の特徴を備えています。

*ウェディングドレス

花嫁さんから一番人気のある衣装は、なんといっても「ウェディングドレス」です。
その歴史は、1840年にイギリスのヴィクトリア女王が、自身の結婚式でお召しになったことがきっかけとされていて、日本にも明治時代以降に導入されました。
そのラインやデザインは多種多様なので、自分に合った1着を見つけられるでしょう。

*カラードレス

個性を際立たせたい花嫁におすすめなのが、カラードレスです。
披露宴のお色直しで着用することが多く、ゲストを驚かせる演出として人気があります。
また、ドレスの色を予想させる「ドレス色当てクイズ」も、楽しいアイデアです。

*白無垢

最も格式の高い正礼装で、神社式や和婚にぴったりの衣装です。
白色は花嫁の純真さを象徴し、「嫁ぎ先の色に染まる」との意味が込められています。
最近では、刺繍入りやカラフルな小物を組み合わせて、個性を表現する花嫁も増えています。

*色打掛

正礼装の一つで、お色直し用の衣装として選ばれることが多いです。
鮮やかな色彩と縁起の良い柄が特徴で、意味を理解しながら柄を選ぶのも楽しみの一つです。

*本振袖・引振袖

未婚の女性の第一礼装で、結婚式がこの衣装を着用できる最後の機会とされています。
親から贈られた振袖を着用することは、感謝の意を示す美しい親孝行となります。

このようなバリエーションがあるので、花嫁の衣装の多彩さに注目し、自分らしいスタイルを見つける楽しみを味わいましょう。

□結婚式で着たいのは「和装」「洋装」どっち?割合はどれくらい?

結婚式における衣装選択には、「和装」と「洋装」の2つの主要な選択肢があり、さらに一部の新郎新婦は、両方の衣装を組み合わせることも検討しています。
それでは、実際どのくらいの割合で、どちらの衣装が選ばれているのでしょうか。
ここでは、和装と洋装の割合に焦点を当てて、その背後にある要因を明らかにしていきましょう。

まず前提として、結婚式の衣装選択についての割合は、新郎新婦の年齢や個人の嗜好によって異なります。

特に若い女性の間では、洋装を選ぶ人の数が多く、その割合は57.1%に達します。
洋装に憧れる理由として、ウエディングドレスの美しさやチャペルでの挙式を望む声が多いです。
また、洋装は華やかで、賑やかな雰囲気を演出するために選ぶ方もいます。

一方、和装を選ぶ人の割合は17.9%で、和装の魅力としては肌の露出が少ないことや、日本の伝統文化を尊重する意向があります。
特に、神社での挙式や和婚を希望するカップルは、和装を選ぶ傾向が高いです。

また、和装と洋装、両方を選ぶ人も25.0%いて、洋装のウエディングドレスと和装の着物、両方の衣装を楽しみたいと考えるカップルも多いことが分かります。

このように、衣装選びは個人の好みや式のスタイルに合わせて検討され、年齢や結婚式のコンセプトによって選択肢が異なっています。
そのため、ご自身がどんな結婚式にしたいのかを最重要に考えて、衣装を選ぶようにしましょう。

□「和装」の魅力をご紹介!

ここからは、和装と洋装それぞれの魅力を探っていきましょう。

まずは「和装」の魅力についてです。

1.日本ならではの衣装

「和装」は、日本人の伝統的な衣装であり、その格式と美しさは世界でも類を見ないものです。
ウェディングドレスが国際的に一般的である中、「和装」は日本独自の文化として存在し、日本人ならではの美しさを引き立てます。
この点に魅了されて、和装を選んでいるカップルはとても多いです。

2.アレンジの自由度

和装は洋装と比較して、アレンジの自由度が高いのが特徴です。
襦袢(じゅばん)・着物・帯・小物など、多くの要素が組み合わされるため、自分らしいスタイルを創りやすく、個性を表現しやすいと評価されています。

3.身体のラインを拾わない

肌の露出が少なく、身体のラインを控えめに隠すスタイルの「和装」は、体型に自信がない方や授かり婚の方にとって魅力的です。
また、年齢に応じた落ち着いた雰囲気を演出できるため、幅広い年齢層のカップルに支持されています。

□「洋装」の魅力をご紹介!

続いて、洋装の魅力についてです。

1.お色直しに時間がかからない

洋装から洋装へのお色直しは、時間を短縮できます。
特に、ウエディングドレスからカラードレスへのチェンジは迅速に行えるため、ゲストを待たせずにスムーズな進行が可能です。
時間に余裕を持ちたいカップルにとって、洋装は最適な選択肢といえるでしょう。

2.費用を抑えられる

和装に比べ、洋装は費用を抑えやすいといえます。
和装の衣装代やヘアメイクにかかる手間を考慮しても、洋装は総合的な費用が低めです。
そのため、結婚式の費用を抑えたいカップルにとって、コスト効率の良い選択になるでしょう。

3.動きやすい

洋装は動きやすさが魅力の一つです。
和装に比べて身体の動きが制約されにくく、ブライダルインナーを身に着けることで、快適な着用感を実現できます。
結婚式でダンスを楽しむカップルや、アクティブなウェディングを希望する方には、自由度の高い洋装がおすすめです。

□「和装」も「洋装」もどっちも着たい!両方着用するためのポイント!

「和装と洋装どちらにするかなかなか決められない」
「できれば和装も洋装もどっちも着たい」
そんな方は、和装と洋装の両方をぜひ着用してみましょう。

和装と洋装を両方楽しむためには、挙式後や披露宴のお色直しタイミングを上手に使い、組み合わせを考えることが大切です。
たとえば、挙式で和装を着たら披露宴で洋装に変えることや、逆に披露宴で洋装を楽しんだ後に、お色直しで和装に切り替えることも可能です。

ただし、結婚式で和装と洋装を両方着たい場合には、いくつかの注意すべきポイントがあるので、しっかり注意したうえで検討するようにしましょう。

・中座の時間
和装から洋装へのチェンジには、ある程度の時間がかかります。
平均的には30〜40分かかることがありますので、事前にヘアメイクの担当者やプランナーと相談して、調整しておくことが大切です。

・ヘアメイク
メイク全体を変更するのは時間がかかりますが、ポイントメイクの変更で時間を短縮できます。
ただし、ヘアスタイルの変更は、追加料金が発生することがあるので注意が必要です。
ヘアメイクのリハーサル時にイメージを伝え、スムーズな変更を計画しましょう。

・会場のバランス
和装と洋装の衣装は、会場とのバランスにも考慮が必要です。
和装には、高い天井や豪華な色打掛が似合う会場が適しています。
一方、洋装は動きやすさを重視し、ゲストとの距離が近い会場が適しています。
これらを踏まえた上で、会場選びにも注意が必要です。

□まとめ

結婚式での衣装選びは、新郎新婦の個性や好みに合わせて自由に選べる素晴らしい機会です。
和装が好きな方、洋装が好きな方、または両方を楽しみたい方々がそれぞれいらっしゃると思います。
そのため、最終的な決定はカップル自身の好みや結婚式のコンセプトに沿って、じっくり考えていきましょう。

何よりも大切なのは、これから結婚式を迎える皆さんが、着たい衣装を着て、楽しく結婚式を経験できることです。
そのため、どちらの衣装も心から楽しんで、素晴らしい結婚式を迎えてください。