結婚式の後撮りを和装で行う予定の方へ!和装の種類をご紹介します!

結婚式は、愛し合う2人にとって一生の思い出になるものです。
そのため、その大切な瞬間1つ1つを丁寧に記録する為に、結婚式当日の撮影だけでなく、前撮りもするのが人気となっています。
しかし、事前の準備や日程調整の手間から断念せざるを得ない方がいらっしゃるのも事実です。

そのような背景から近年人気が高まっているのが「後撮り」と呼ばれるサービスで、中には洋装ではなく和装で写真を撮られる方もいらっしゃいます。
今回は結婚の際に行う「後撮り」のメリットや和装の種類について紹介します。

□結婚式の後撮りとは?その概要を紹介します!

結婚式本番とは別のタイミングで行う撮影としてポピュラーなのが前撮りですが、後撮りの需要も年々高まっています。
基本的にこの2つの撮影の違いは、実施するタイミングです。

前撮りは、結婚式の前に行う撮影のことです。
ウエディングドレス着用のリハーサルができたり、撮った写真を結婚式本番で流す映像に使用できたりするのが魅力です。
結婚式当日には着られない多種多様なドレスを着て撮影できるという理由から、以前から人気のサービスです。

後撮りは、結婚式を終えた後に行う撮影のことです。
結婚式当日に撮影した写真がほとんど残っていないときや、2人だけの写真がないときでも、その旨をカメラマンに伝えることで、要望に沿って撮影できるのが魅力です。
中には子供と一緒に撮影したり、新婚旅行中の写真を撮ったりと、様々なスタイルで撮影した事例もあります。

□人気の理由とは?後撮りのメリットをご紹介!

結婚式の後撮りには、前撮りにはない様々な魅力があります。
ここでは、具体的な4つのメリットを紹介します。

1つ目は、結婚式では採用できなかった背景やポーズで撮影できることです。
結婚式場での撮影となると、写真を撮れる場所が限定されますし、ポージングにこだわれる時間を十分確保することもできません。
そのような結婚式当日に叶えられなかった要望を満たせられるのは、後撮りの大きなメリットだといえます。

2つ目のメリットは、季節を選択できることです。
前撮りはゲストの事情を考慮し、日程調整して行う必要があるので、希望の季節に撮影できるとは限りません。
一方で、後撮りはそのような制約に影響されないので、特定の季節に撮影したいという方におすすめです。

3つ目は、時間的にも心理的にも余裕を持って撮影に臨めることです。
前撮りはその準備にかけられる期間が制限されているので、焦って満足のいく撮影ができない可能性があります。
一方、後撮りは十分な準備期間があるので、余裕を持ってゆっくりと撮影条件を検討でき、後悔なく撮影を終えられるでしょう。

4つ目は、新婚旅行と並行して撮影できることです。
国内や海外の美しい観光地域で、2人の大切な思い出と共に写真を残せるのは前撮りや結婚式当日の撮影にはないメリットだといえます。

□平均費用やそれにかかわる要因とは?前撮りと後撮りに必要な費用について解説します!

結婚式の撮影とは別に前撮りや後撮りを行うとなると、そこで発生する費用について心配だという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、そのような心配を抱えている方に向けて、費用やそれを決定づける要因について解説します。

スタジオ撮影をした場合にかかる費用の平均額は16.4万円です。
しかし、最も多かった価格帯は5万円から10万円で23.7パーセントと、撮影にかける費用は人によって異なることが分かります。
スタジオ撮影は大半の場合、撮影費や衣装代、ヘアメイク代などが1つのパッケージにされて販売されているのが特徴です。

スタジオ以外の場所で撮影したときにかかる費用の平均額は16.8万円です。
スタジオ撮影とは異なり、移動やそれぞれの撮影場所での準備が必要なので、最も多かった価格帯も10万円から15万円と割高になるのが特徴です。

スタジオ撮影でもロケーション撮影でも、撮影料金に影響する要因は基本的に共通しています。
撮影料金に大きな影響を与えている要因の1つが、衣装代でしょう。
特に和装を採用すると、その着付けにも料金がかかることがあります。

また、撮影カット数も料金に大きく影響するので、平均カット数を基に、自分達が満足できる最低限のカット数を把握しておきましょう。
この他にも、アルバム単体、アルバムとデータのセットといった撮影後の納品方法や、撮影・メイクの依頼先、撮影場所によっても料金は大きく変動します。

□多種多様なデザイン!和装ドレスの種類を紹介します!

洋風のウエディングドレスではなく、和装の花嫁衣装でウエディングフォトを撮影する方も一定数いらっしゃいます。
和装の花嫁衣裳には、「白無垢」、「色打掛」、「引き振袖」、「新和装」の4種類があります。
これらはそのデザインや特徴が異なるので、それを考慮して慎重に選んでいくのがおすすめです。

「白無垢」は歴史が古い花嫁衣装の1つで、室町時代から結婚式で着用されてきたという伝統があります。
その特徴は、何といっても全ての衣装部分が白で統一されていることですが、細かな柄や刺しゅうも添えられており、ただ単にシンプルなデザインだというわけではありません。
また、最近では白色にこだわらずに、一部をアクセントとして別の色にするといったアレンジも楽しまれています。

全てを白で揃える白無垢とは対照的に、多彩な模様や色が加えられているのが「色打掛」です。
その特徴は金銀の装飾で彩られた華やかなデザインで、結婚式本番では白無垢を着た後に、お色直しで色打掛を着用するといったケースが見られます。

「引き振袖」は成人式でも着用され、比較的多くの方が着用経験のある衣装です。
「他の人の色に染まらない」という思いを込めて、結婚式では「黒引き振袖」と呼ばれるものが頻繁に着用されており、全体の雰囲気を引き締められることから人気の衣装の1つとなっています。
帯の結び方、素材、色や模様次第でアレンジは無限大であり、自分の個性や当日の気分、相手の好みなど様々な条件に合わせてコーディネートできるのも魅力です。

「新和装」とは、本来ドレス生地として使用されるような薄い生地を材料にして作成された着物のことで、暑い季節での撮影や和洋折衷のスタイルの撮影に適しています。
生地が薄いので体が熱くなりにくいだけでなく、動きやすく移動時の負担が小さいのも魅力でしょう。
ヘアメイクのアレンジ次第で、さらに高いセンスのコーディネートにすることもできます。

□花嫁着物の伝統柄とは?そこに込められた意味を解説します!

花嫁衣装には、その模様1つ1つに深い意味が込められています。
例えば、「鶴」は長寿の象徴として、「松」は縁が切れないようにという思いを込めて、「竹」や「梅」は寒さに打ち勝てるようにという思いを込めて、それぞれ着物に添えられています。
他にも様々な模様があるので、その美しさだけでなく、込められた意味についても知ることで、より記憶に残る撮影にできるでしょう。

□まとめ

結婚式の後撮りは、時間や場所などに制限されず、自分たちの満足がいくまで条件設定できる魅力的な撮影方法です。
必要な費用は、平均的に見ると高くても15万円程度ですが、採用する撮影方法や衣装、納入方法によって大きく変動することに注意しましょう。

また、撮影に和装の花嫁衣装を取り入れたい方はそれぞれの衣装の特徴を把握し、添えられた模様の意味合いも考えながら、比較・検討することをおすすめします。
結婚式の後撮りや和装の花嫁衣装を検討されている方は、お気軽にMai BRIDEにご相談ください。