結婚式の前撮り・後撮りについて!前撮りの割合は?

結婚式を控えて、前撮りや後撮りなどのフォトウェディングの必要性について悩んでいる方も多いでしょう。
フォトウエディングは、人生のイベントである結婚式を思い出として残せられるだけでなく、さまざまなメリットが存在します。
そこで今回は、前撮り・後撮りの割合や必要性について解説していきます。

□前撮り・後撮り写真って何?割合はどれくらい?

結婚式の前後に行う前撮りや後撮りとは、結婚式の別の日にウェディング姿を撮影することです。
近年では、和装での前撮りの需要も増加しています。
結婚式当日に記念撮影をする方もいますが、挙式と披露宴の合間はやることが多く、ゆっくり撮影できない場合がほとんどです。
そこで多くのカップルは、前撮りや後撮りを活用しています。
また、挙式をせずに写真だけで残す「フォトウエディング」を活用しているカップルも増加しています。

前撮り・後撮りの動向調査を行うと、約7割のカップルが実施していることがわかりました。
実施した動機には、「挙式や披露宴と異なる衣装を着られるから」であったり、「撮影した写真を挙式や披露宴に利用したかったから」という意見が挙げられます。
前撮りの衣装は、従来はウエディングドレスが圧倒的な人気を誇っていましたが、近年は和装の1つである「白無垢」の人気が上昇しています。
白無垢の中に着る掛下・半襟を白で統一することが多いですが、最近では、色付きの掛下・半襟を用いることで多様なコーディネートを組むことができます。
和装を着こなすアイテムが増えたのが、人気上昇の要因であると考えられます。

撮影場所は、スタジオ撮影とロケーション撮影に分けられます。
人気の撮影場所は、チャペルや教会が挙げられます。
全体的には、屋内での撮影のニーズが高い傾向が見られます。

和装の場合には神社仏閣や季節を感じられる場所の人気が高いです。
撮影場所を選ぶ基準としては、「イメージする写真が撮れそうだから」や「SNSを見て興味を持ったから」など、写真のイメージから撮影場所を選ぶ方が多いです。

□前撮り・後撮り写真にかかる料金は?

前述の通り、前撮り・後撮りにはスタジオ撮影とロケーション撮影という2つの種類があります。
スタジオ撮影とはその名の通り、屋内のフォトスタジオで撮る撮影方法です。
ロケーション撮影は、教会や庭園などの屋外で撮る撮影方法です。

スタジオかロケーションか、というのは費用に影響します。
ここでは、それぞれの費用相場について見ていきましょう。

スタジオの場合では、9万円程度が平均額です。
一方、ロケーションの場合には10万円程度が平均額です。
スタジオ撮影と比べてロケーションの価格帯はやや高めの傾向にあります。
この理由はロケーション撮影では移動費が必要になるからです。

その他の要因で、費用に差が出る主なポイントは「衣装のグレード」「撮影シーンの数」「データの納品方法」の3つです。
これらの選択によって、数万から数十万のまでの大きな差を生み出します。
こだわりを持って写真を残したい場合には、2人にあった撮影プランを探しましょう。

費用を見積もる際に気をつけたいのが、オプション料金です。
撮影カット数に応じてプランが組まれている場合がほとんどのため、詳細をチェックするようにしましょう。
また、誰に撮影してもらうか、誰にヘアメイクをしてもらうかなど、追加の指名料も全体の価格に影響します。
安いプランだと、写真データが1枚分しかもらえなかったり、そもそもデータがついていない場合が多いです。
プランを選ぶ時には、どこまでプランに含まれていてどこからプラン外(オプション)になるのかチェックしておくことが大切です。

□前撮りをするメリット

*撮影した写真を多様に活用できること

前撮り写真の活用方法として、結婚式当日のウェルカムボードや演出ムービーなどに活用できます。
また、前撮り写真で年賀状やハガキを作成して、結婚報告をすることもできます。
多忙や距離的な問題でなかなか、結婚報告をできない人に送るのに適しています。
このようにとった写真を多様な形で活用できるのが前撮りのメリットの1つです。
ただ、ウェディングアイテムへの加工には時間がかかるため、結婚式の3ヶ月前を目安にスケジュールを立てることをおすすめします。

□後撮りをするメリット

*新婚旅行と同時に撮影可能なこと

後撮りは新婚旅行と一緒に撮影できます。
その地域にしかないロケーションで、オリジナリティ溢れる写真を残せます。
写真を振り返った時に新婚旅行の思い出も振り返ることができます。
ただ、プランによっては丸一日かかる場合もあるため、日数は余裕を持って確保しておきましょう。

*結婚式の後悔が生かせられること

結婚式で撮れなかった衣装やポーズを改めて実現できるのも、後撮りのメリットです。
撮影カットが少ないといった不満も後撮りで解消することができます。
結婚式を終えてから撮影に臨めるため、表情やポーズの改善ができます。

*コンディションを整えられる

結婚式前は多忙であることから、心身の状態や美容にかける時間が少ない場合も多いです。
後撮りならゆっくりと心身の調子を取り戻せます。

この他にも、前撮りと後撮りに共通したメリットが複数存在します。
1つ目は、色々な衣装を着用できることです。
結婚式当日とは異なる衣装を着用することが可能で、洋装か和装も選べます。

2つ目は、希望するポーズやシチュエーションで写真が撮れることです。
結婚式当日では、ゆっくりと撮影できないため、納得のいく写真を複数撮ることが困難です。
しかし、撮影のためだけの時間を設けることで、理想の作品を作り上げられます。

□セルフ前撮りとは?

セルフ前撮りとは、業者に依頼せずに自分達だけでウェディングフォトを撮る方法のことです。
友人に依頼する方も複数います。
費用を抑えたい方や、撮影したいロケーションが複数ある方、こだわりが強い方におすすめの方法です。
セルフ前撮りは、費用・時間に囚われることのない、自由な撮影方法と言えます。
ただ、必要なアイテムを自分達で手配する必要があるため、負担が大きいとも言えます。

衣装を手配する場合、持ち運ぶ都合があるため、畳んでもシワになりにくい素材や家で選択できるものを選ぶといいでしょう。
花嫁衣装といえば、やはりウェディングドレスですよね。
ウェディングドレスを手配する方法は、購入とレンタルの2つの方法があります。
購入する場合、ネット通販で探すと安いものなら1万円から3万円程度で手配できます。
ウェディングドレスではなく、丈が長めの白ワンピースでナチュラルに仕上げるのも素敵です。
アクセサリーやブーケなどの小物を取り入れることで、シンプルな衣装でも十分雰囲気を演出できます。

ただ、和服でのセルフ前撮りは難しいのが現実です。
「着付け代金が高額であること」や「重くて動きづらいこと」、「着崩れしやすい」などのデメリットが大きいためです。
和装でフォトウエディングをしたい場合には、業者に依頼することをおすすめします。

□まとめ

今回は、前撮り・後撮りについて詳しく解説しました。
7割の人が結婚式の前撮り・後撮りを実施しており、欠かせないイベントの1つになっています。
前撮り・後撮りで後悔しないよう、余裕のあるスケジュールを立てるようにしましょう。
また、業者の方とのコミュニケーションは理想の写真を作り上げる上で重要な工程ですので、怠らないように気をつけましょう。
今回の記事が参考になれば幸いです。