理想の前撮りまでにすることとは?事前準備が欠かせない!

近年は、挙式を控えた恋人の約7割が前撮りを行っています。
いざ前撮りをすると決まっても、何を準備する必要があるのか、どんなスケジュールで進んでいくのか、気になることはたくさんあると思います。
そこで今回は、前撮りのプラン内容や費用相場を紹介し、事前に必要な準備について詳しく紹介します。
前撮りを考えている方に参考になる内容です。

□前撮り撮影決定までにすること

そもそも前撮りとは、結婚式とは別の日にウェディングフォトを撮影することです。
結婚式当日に撮影するケースもありますが、挙式と披露宴の前後や合間にはタイミングがなくゆっくり撮影できないケースがほとんどです。
前撮りや後撮りは、挙式を控えたカップルの約7割が行っています。
前撮りや後撮りには、記録を残すという目的だけでなく、結婚式のような幸せな時間が増えるという魅力もあるようです。
また、挙式はせずに写真だけ残すことを「フォトウェディング」と言います。

一言に「前撮り」といっても様々な選択肢があり、近年では撮影の仕方から残し方まで多様化しています。
衣装や背景、レタッチの雰囲気や修正など撮る人や場所によっていろんな作品を作れます。
前撮りを行うことを決定したら、まずは「どんな雰囲気の写真が撮りたいかイメージすること」が重要です。
イメージする際のポイントは、「撮影場所・衣装・予算・参加者」です。
前撮りの撮影場所には、式場やスタジオ、ロケーションなど様々な選択肢があります。

イメージしている写真はどこなら叶えられるか事前に調べておきましょう。
その際に、フォトウェディングのサイトや雑誌を見ながら考えることをおすすめします。

また、事前に写真をどう活用するか考えておくことも重要です。
前撮りの写真は記録でもありますが、結婚式やその後に活用できれば一石二鳥です。
挙式のウェルカムボードや招待状などに使うことが可能です。
使用用途を決めることで、「小物や手元ショットも多めに」などとカメラマンに要望しやすくなります。

□花嫁の美容でやるべきこと

実際に前撮りを終えた方の多くが後悔するのが「ヘアメイク」です。
結婚式の準備に追われ、前撮りまで気が回らない人が多いようです。
結婚式当日だけでなく前撮りから自分に似合う好みのスタイルをしっかりと伝えられるようにしましょう。

普段の濃さのメイクだとライティングで飛んでしまうため、普段より濃くすることをおすすめします。
ここで重要なのがベースメイクです。
少し厚塗りかと思うくらいが、撮影だと素肌っぽく見せることができます。
メイクを任せる場合には、自身の好みに合わせてしっかりとカウンセリングを行うようにしましょう。

結婚式当日には、まつ毛や眉毛のケア、エステサロンなどに通う方が多いですが、意外にも前撮りの時には忘れてしまう方がいます。
新婦の美容面の準備がどうしてもおろそかになりがちです。
写真の満足度はもちろんですが、結婚式当日のトラブルに備えて一度やってみるのがおすすめです。

前撮りを検討し始めた頃から、早めの美容ケアを開始しましょう。
お肌の細胞が変わるには3ヵ月かかると言われているため、肌質向上に向けてスキンケアやエステに通うのであれば3ヵ月から6ヶ月前に始めることをおすすめします。
美容面の準備でおすすめなのがシェービングです。
顔や背中、デコルテの産毛を剃って、衣装から見える部分を綺麗に整えることができます。

□必要な持ち物とは?

必要な持ち物は、衣装が和装か洋装かによって変わります。
一般的に持ち物として指定されることが多いのは次のアイテムです。
和装では、「肌襦袢(はだじゅばん)・裾よけ・白足袋」です。
肌襦袢と裾よけは、和装時の肌着のことです。
洋装では、「ストッキング・ブライダルインナー」です。
おおむね、直接身につける肌着類は、自身で持っていく必要がある場合が多いです。
レンタルすることもできますが、その場合には利用料がかかる場合もあるため、スタジオに確認するようにしましょう。

また、撮影用の小物や小道具を自分で用意して持って行く人もいます。
たとえばヘアアクセサリーや結婚指輪、傘や扇子などです。
撮影小物にこだわってくると、金銭的にも準備の面でも負担が大きくなってしまいます。
そんな時は、前撮り以外にも使えるものがないか意識して選択する方法もおすすめです。
前撮りの段階で先のイメージまで出来ていないとなかなか難しいですが、早めに計画を立てることに損はないので、撮影前に当日以降も使えるものはないか考えてみてください。
完成イメージに合わせて、事前に準備しておくのも良いでしょう。
その場合にも、スタジオによっては持ち込み料がかかる場合があるため、事前に確認するといいでしょう。
また、定番のアイテムはスタジオにある場合も多いため確認しましょう。

□見積もりを出してもらう

前撮りの事前準備には「見積もり」を行うようにしましょう。
予算内におさまりそうか確認することは重要です。

撮影プランの基本項目は「撮影料・衣装代・小物・ヘアメイク・レタッチ・データ・持ち込み料・移動費」です。
安いプランだと、写真データが1枚分しかもらえなかったり、そもそもデータがついていない場合が多いです。
プランを選ぶ時には、どこまでプランに含まれていてどこからプラン外(オプション)になるのかチェックしておくことが大切です。

撮影プランで「スタジオかロケーションか」の違いは、費用に大きく影響します。
スタジオの場合では、8万円から12万円が相場です。
一方、ロケーションの場合には8万円から20万円が相場です。
スタジオ撮影と比べてロケーションの価格帯はやや高めの傾向にあります。

見積もりで気をつけたいのが、オプション料金です。
撮影カット数に応じてプランが組まれている場合がほとんどのため、詳細をチェックするようにしましょう。
また、誰に撮影してもらうか、誰にヘアメイクをしてもらうかなども追加の指名料として全体の価格に影響します。

□準備不足による失敗談とは?

ここでは、前撮りの準備不足による失敗談をご紹介します。

*費用が思ったよりかかった

通常プランには無いようなものが、撮影において欠かせないものが出てくることがあります。
その都度オプション料金が発生する事態に陥ります。
理想の前撮りを、適切な価格で実現できるようなスタジオ選びを心がけましょう。

*ヘアメイクが思ったものと違う

ご自身が考えていたものとは異なるヘアメイクになってしまうケースが多いです。
事前にスタッフの方と意見をすり合わせて、満足のいくヘアメイク・撮影になるようにコミュニケーションをとっていきましょう。

*写真の仕上がり

いざ写真を撮った後に、仕上がりが満足のいくものではなかったら悲しいですよね。
スタジオで撮影された写真を事前に見ておき、満足のいくものか確認しておきましょう。
また、写真の修正・レタッチ技術についても事前に確認しておくことをおすすめします。

これらのように、せっかくの前撮りで後悔しないためにもしっかりと準備することが大切です。

□まとめ

今回は、前撮りを行う際に必要な事前準備について紹介しました。
理想の前撮りを実現するには、担当のスタッフとのコミュニケーションが重要です。
自分の要望を明確に伝えられるように、資料を用意しておくとスムーズな話し合いが可能となります。
前撮りを行う機会は早々ないため、後悔のないように自分らしい前撮りのイメージして検討してみてください。