お色直しは、結婚式の披露宴で必ず行う演出と言っても過言ではありません。
当たり前のようにやっている方が多いですが、込められている意味や費用面などについて不明な部分も多いと思います。
不明な部分が多いまま、なんとなく進めていくのは怖いですよね。
そこで今回は、お色直しの意味や費用について紹介します。
併せて、複数の衣装を着用したいと考えている方に前撮りのメリットについて紹介しますので、結婚式を行う方は参考にしてみてください。
□お色直しとは?披露宴で必要とされる理由は?
お色直しは披露宴を盛り上げるための演出として定番のプログラムです。
お色直しでは、新郎新婦が披露宴の途中で衣装を変えます。
日本では馴染みの深い演出ですが、海外ではあまり行われていません。
日本では衣装をレンタルすることが主流で、欧米では衣装を購入する方が多いため、海外でお色直しをする文化がある国は少ないのです。
お色直しには、新婦の衣装が式の最初と大きく変わることから、「相手の家の色に染まる」意味が込められます。
お色直しが始まったのは室町時代頃と言われており、当時のお色直しでは、白無垢から色打掛へと衣装を変えることが一般的でした。
この風習が現代まで受け継がれ、披露宴でお色直しが行われるようになったとされています。
昔は白無垢から色打掛への着替えが一般的でしたが、最近では、ウェディングドレスからカラードレスや洋装から和装へのお色直しが人気です。
□お色直しに和装が選ばれる理由とは?
最近は、お色直しで和装を選択するカップルが増えています。
和装の中でも特に、見た目が艶やかで美しい色打掛へのお色直しが人気を博しています。
お色直しに和装が選ばれる理由は、大きく分けて2つです。
1つ目の理由は、披露宴でしかできない装いであることが挙げられます。
色打掛のように艶やかで華美な和装を着用する機会は披露宴以外には滅多にありません。
和装の中には、花嫁でなければ着ることのできない装いもあり、着れるチャンスが少ないことが和装が選ばれる大きな理由です。
2つ目の理由としては、日本の伝統的な文化を結婚式に取り入れたいことが挙げられます。
そもそも、着物を着るのは日本の伝統的な文化で他の国にはないものです。
縁起の良い意味合いのある和装もあり、カラードレスとは違う和の美しさを持っています。
伝統的で独自の文化であることから、高齢の方からの評価も高いため、親族に喜んでもらうために和装を選ぶ方もいらっしゃいます。
□和装のお色直しにかかる費用とは?
*ドレスのような洋装の場合
お色直しで洋装を選んだ際にかかる費用の平均は25万円前後です。
様相はデザインや色の数が豊富でトレンドを追及したい人や、個性のあるものを選びたい人にも適しています。
新郎新婦で色や柄を合わせたり、会場内の雰囲気とリンクさせたデザインを選んだりと自由度が高い点が魅力的です。
*色打掛や引き振袖のような和装
和装の場合は洋装に比べて費用がかかる場合が多く、50万円前後が金額の目安です。
あくまで平均ですので、これよりも安いものも高いものもあります。
生地の質や刺繍の範囲によって金額の振り幅が大きい点には注意が必要です。
また、洋装に比べて身につける小物が多いため、その分費用が高くなりやすい傾向があります。
加えて、洋装から和装にお色直しをする際に、髪型も合わせて変更するのであれば追加のヘアメイク代も必要です。
近年、ますます和装の着こなし方が多様化しており、コーディネートの幅が広がっています。
例えば、新和装と呼ばれる洋風の生地や装飾を使った現代風の和装も人気です。
和装であっても、個性を表すことができるデザインを選ぶ方に好まれています。
衣装をレンタルする場合にかかる平均費用を紹介しましたが、セット料金やキャンペーンを利用することでこれよりも安い価格に抑えられることがあります。
式場のプランの内容を確認してみてくださいね。
□複数の衣装を着たい方は前撮りをするのもおすすめ
結婚式とは別の装いで、時間に追われずにゆっくりと写真撮影をしたい方には「前撮り」がおすすめです。
結婚式よりも費用を抑えて衣装をレンタルできるため、複数の衣装を着用できます。
また、スタジオ撮影だけでなく、チャペルや神殿のような憧れのロケーションで撮影できる点も魅力です。
他にも、前撮りのデータを使って、ウェルカムボードや招待状のような結婚式で使用する小物を作ることもできます。
前撮りを行う時期によっては、並行して挙式の準備をしなければならないため、余裕を持って撮影時期を決めておくようにしましょう。
また、四季独特の景色を背景にした撮影は人気が集まるため、事前に予約が必要です。
□前撮りで人気な色打掛?
和装は日本の伝統的な婚礼で使用する衣装のため、流行やトレンドでデザインが大きく左右されず、どの年代の人でも合わせやすい万能な衣装です。
最近では、伝統的な要素を活かしつつ現代的な着こなし方や髪型などを合わせて楽しめるようになり、個性を活かした着こなしもできます。
前撮りでは、色打掛を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
結婚式で和装を着用しようとすると、色打掛の方が白無垢より高額になります。
予算内に収まらずに諦める方も多いのですが、前撮りでは白無垢と大きく変わらない金額で借りられるため、前撮りで色打掛を選ぶ方が多いのです。
和装の人気が高まる中で「白無垢と色打掛どちらも着たい」と考える方も増えています。
そういった際には、スタジオが用意しているセットプランを活用すると良いでしょう。
Mai BRIDEには要望に合わせた複数のプランが存在します。
衣装は花嫁和装(白無垢や色打掛)350着、ドレスが1000着以上、タキシード1000着と豊富に揃っています。
そのため、和装と洋装、どちらで合ってもお好みの1着に出会えるでしょう。
衣装の数が多いだけでなく、それぞれの衣装のサイズ展開も豊富なので、「好みのデザインなのにサイズがない」ということはほとんどありません。
ジルスチュアートやディズニーなどのブランドドレスや最新のドレスも、豊富に取り扱っております。
*色打掛の選び方
色打掛を着るのは前撮りが初めてという方がほとんどではないでしょうか。
和装は洋装と違って着慣れていない方が多いため、実際に羽織ってみて顔の雰囲気や全体のバランスを踏まえて判断することをおすすめします。
それぞれ理想の色柄のイメージはあると思いますが、まずは実物を見て着用して判断しましょう。
また、色打掛を選ぶ際には、主観的な意見を軸にしつつ客観的な第三者の意見を取り入れることも重要です。
試着の際には、鏡で見るだけでなく、写真を撮ってもらうとより選びやすいでしょう。
その他にも、撮影を行うスタジオやロケーションの背景や撮影景色に合わせて衣装を決めると統一感のある写真に仕上げることができます。
*色打掛で使われている色・柄の意味
色打掛の柄と色には、縁起の良い意味が込められているのをご存知でしょうか。
最後まで迷ってしまい決めきれない場合には、色・柄に込められている意味を基に選ぶ方法もあります。
基本的に前撮りや結婚式用に用意されている色打掛は、すべて縁起のいい柄と色で伝統的なものが集められています。
そのため、気に入ったデザインの色と柄の意味を知り、願いや想いを込めて衣装を選ぶこともおすすめです。
□まとめ
今回は、お色直しの必要性や色打掛で前撮りを行う良さについて紹介しました。
和装で前撮りを行う魅力について理解していただけたのではないでしょうか。
伝統的な色柄であっても、現代風を取り入れた和装であっても、自分らしさが演出できるお好みのデザインのものを選ぶことがおすすめです。
前撮りを検討している方は、ぜひ一度 Mai BRIDEにお問合せください。
豊富な衣装とスタジオデザインを揃えて、お待ちしております。