多くのカップルは、結婚式の前に時間をかけて撮影する「前撮り」を行っています。
結婚式当日に記念撮影する場合もありますが、当日はなにかとバタバタしてしまうことが多いため、前撮りする人が多くなっているのです。
そんな前撮りですが、近年は和装で前撮りを行うカップルも増えています。
和装とは「和の装い」といった意味があり、着物を着ている姿のことを指します。
では、なぜ近年、和装が人気になっているのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、和装の前撮りが人気の理由と、和装におすすめの小物についてご紹介します。
□和婚の人気が高まっている理由とは?
和婚とは、「和」の要素を取り入れた結婚式のことです。
ここでは、その和婚の人気が高まっている理由についてご紹介します。
*一度は和装を着てみたい
最も多い理由は、和装の花嫁衣裳の美しさに憧れを感じる女性が増えてきていることです。
純白の着物と赤い口紅が美しい白無垢は、日本の女性にとても似合います。
大和撫子らしい奥ゆかしさや清楚さが、女性からの人気が高い理由になっています。
*厳かな雰囲気が良い
和婚では厳粛な儀式を行えるため、一生に一度の結婚式を日本人らしく迎えたいと考えている方に人気が高いです。
また、和婚はカップルだけでなく、参加者からの評判も高いことも人気が高い理由の1つになっています。
年配者から若い人まで幅広い世代の方に評価されていて、参加者にも喜んでもらえることはとても魅力的ですよね。
*演出の幅が広い
和婚では、「花嫁行列」や餅まき、人力車を使った移動など、和婚ならではの演出が可能です。
最近は、白無垢の花嫁衣裳のほかにも、華やかさがある着物や衣装にアレンジできるようになっていることも魅力的ですね。
また、ヘアスタイルも今風にアレンジ可能であることも、和婚が人気の理由の1つになっています。
□結婚式ではなく、前撮りで和装が選ばれる理由!
前撮りの衣装は、スタジオ撮影では59.3%の人が、ロケーション撮影では32.5%の人が色打掛を選んでいます。
色打掛とは、さまざまな色や柄がある華やかさが特徴の花嫁衣裳として知られている和装の1つです。
つまり、どちらの撮影でも前撮りでは和装を選ぶ人が多いことがわかります。
前撮りの衣装については、ヘアメイクリハーサルや衣装合わせもかねて結婚式当日と同じ衣装を着たい方と、結婚式当日とは違った衣装を着たい方に分かれる傾向があるようです。
後者については、結婚式当日はウエディングドレスの後にドレスでお色直しを考えているため、前撮りは和装で撮影したいといった希望から、和装が多く選ばれているようです。
そのほかには、親が希望したことや結婚式当日の和装のレンタル料が高いといった理由から、前撮りで和装を選んだ方もいます。
また、男性の方が女性に比べて和装を好む傾向があるようです。
男性の衣装は種類が少ないため、タキシードよりも和装姿に憧れがあるのかもしれません。
前撮りのほかに「後撮り」もあります。
これは結婚式の後に、結婚の記念撮影をする方法です。
前撮りと同じように、結婚式当日では撮影できない衣装を着て、ゆっくりと撮影ができるメリットのほかにも、好きな季節で後撮りできるため、結婚式自体は秋に行っていても、後撮りでは春に桜と一緒に撮影ができます。
また、前撮りを希望していなかったが、結婚式を終えてみてやっぱり写真を残したい場合にも、後撮りを選ぶことで写真を残せます。
写真を撮る機会を逃した方や、今からでも残したい方は後撮りをおすすめします。
□和装の前撮りでおすすめの小物「扇子プロップス」
和装で前撮りを行う際、おしゃれな写真にするために、多くの方は小物を使用しています。
傘や扇子といった和風で和装に合う小物を使用して撮影すると、よりおしゃれに写ります。
小物はあらかじめ準備されていることも多いですが、自分で購入、もしくは手作りして持ち込むカップルも多いです。
小物の中でも特におすすめなのが、扇子です。
扇子といってもただの扇子ではなく、おすすめしたいのが、ブライダル用に装飾した「扇子プロップス」です。
扇子プロップスとは、扇子に「夫」「妻」などの言葉を加えて、扇子をかわいくデコレーションしたものです。
プロップスとは、演劇や映画で用いられる小道具を表します。
この小物は撮影だけでなく、和装のお色直し入場でも使用できる優秀なアイテムになっています。
その作り方はとても簡単で、100円ショップでも手に入る扇子に飾り付けをしたいアイテムをそろえて、そのアイテムを貼り付けるだけでオリジナルの扇子プロップスを作成できます。
飾り付けのアイテムは、ブリザードフラワーや和紙や折り紙など自由にデザインできて、楽しく作れます。
低コストで簡単に作れる小物になっているので、ぜひ作ってみて撮影に使ってみてはいかがでしょうか。
□小物を取り入れるときのポイントとは?
小物は種類が豊富であるため、何を選べば良いのか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、そんな小物選びのポイントについてご紹介します。
*共通の趣味を取り入れる
お二人の共通の趣味があれば、その趣味に関連したものを取り入れることで、オリジナリティを感じられる素敵なものが生まれます。
例えば、野球観戦が共通の趣味であれば、ユニフォームやメガホンを取り入れてみると良いかもしれません。
*手作りできそうなものは作ってみる
花や植物を使用したひも状の装飾品「ガーランド」や、先ほど紹介した「扇子プロップス」は手作りで作成できます。
愛着のある世界に1つだけの小物になるだけではなく、費用を抑えられるといったメリットもあります。
上記に挙げた例以外にも、低費用で手作りできる小物はたくさんあるため、結婚式で費用面を重視したい方は、手作りを検討してみても良いのではないでしょうか。
*世界観を統一する
小物選びでは、世界観を統一させることが大切です。
世界観を統一させるためには、仕上がりをイメージして小物を選びましょう。
シックな仕上がりにしたいのであれば、カラフルな小物を使用することは避け、またロケーション撮影では、その場所にそぐわないようなアイテムを取り入れることは避けるべきです。
仕上がりをイメージして、世界観を統一させることを心がけましょう。
*動きの出せる小物を取り入れる
小物には手に持つだけのものと、その小物を使って躍動感を出すものがあります。
前撮りでは躍動感を出す小物を1つ取り入れるだけで、生き生きとした写真に仕上げられます。
躍動感を出す小物の例としては、お二人で遊んだり、飛ばしたりする紙風船やシャボン玉が挙げられます。
□まとめ
今回は、和装の前撮りが人気の理由とおすすめの小物について紹介しました。
和装は性別に関係なく、だれからも好かれているため前撮りで人気が高くなっています。
前撮りの写真をよりおしゃれなものに仕上げるために、さまざまな手作りの小物が使用されており、扇子プロップスもそのうちの1つです。
また、そのような小物はその種類だけでなく、使い方によってもさまざまな印象を与えるため、あらかじめどのような写真を撮りたいのかをイメージすることが大切です。
Mai BRIDEでは、複数の撮影プランを用意しております。
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