結婚式の前撮りでは何着着る?前撮りを行う上で決めておくべきこととは?

一生に一度の結婚式は、写真にたくさん残し、思い出として紡いでいきたいですよね。
そのため、前撮りをされる方も多いのではないでしょうか。
しかし、「結婚式の前撮りってよく聞くけど、前撮りってそもそもなぜするの」「プランナーさんに勧められたけどよく分からない」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は前撮りについて、和装の種類や事前に決めておくべきポイントを解説します。
これから前撮りの計画を立てる方は、ぜひ参考にしてみてください。

□前撮りとは

前撮りは別名「プレウエディングフォト」ともいい、写真を撮ることを目的にした日を設けて、ゆったりと撮影を楽しんでいただくものです。
前撮りの魅力は、ゆったりとリラックスした中で、写真撮影を満喫できることです。
結婚式当日でも写真撮影は可能ですが、時間が限られているため、バタバタして写真を撮れないケースが多いようです。
前撮りであれば、挙式とは別の日にゆったりとした時間の中で、ふたりの希望の場所で写真を撮影できます。

一般的に前撮りに必要な時間は、当日の準備から撮影終了まで3時間程度かかります。
カメラマンが立ち位置やポージングを提案してくれますし、緊張もほぐしてくれるのでリラックスした写真が撮れるでしょう。
ヘアメイクのリハーサルとして本番当日のヘアメイクを試す方もいらっしゃいます。
結婚式とは違った衣装が着られるという点も魅力の一つと言えるでしょう。

前撮りと似た言葉でフォトウェディングがあります。
フォトウェディングは、新しい結婚式のスタイル。
写真だけの結婚式とも呼ばれ、結婚式や披露宴は行わない代わりに、ドレスや着物で写真撮影をすることを指します。
結婚式に費用はかけたくない、既に子供がいるので結婚式をするのは大変、事情があって結婚式が挙げられなかったなど、各々の事情からフォトウェディングを選択するカップルが増加しています。

前撮りを行う場所は、外に出て行うロケーション撮影と、写真スタジオの室内で行われるスタジオ撮影の大きく分けて2種類あります。
アンケートの中で撮影した場所で一番多かったのがスタジオ。
また、外に出てロケーション撮影を選んだカップルも多く、その中でも公園・ガーデン・日本庭園が人気でした。
撮影定番スポットであるチャペルや名所旧跡・洋館、海・ビーチ、神社もチョイスされています。
ふたりの思い出の場所を指定したという方も見られます。

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□前撮りで着用できる和装の種類

一口に和装といっても、様々な種類があるのをご存知でしょうか。
ここでは一般的に前撮りの際に着る、和装の種類を紹介します。

1つ目は白無垢です。
白無垢とは打掛から掛下、帯や小物に至るまで純白の色で揃えたものです。
結婚式の和装の中でも最上級の正礼装とされ、古来から結婚式の和装における定番となっています。
主に神前挙式でのみ着ることができ、結婚式以外の用途では使われることはなく、この白無垢の白には「無になる」という意味が込められています。
また、白無垢に合わせる帽子は、綿帽子や角隠しと呼ばれる帯状の白い布を被るのが一般的です。

2つ目は色打掛です。
華やかさが際立つ色打掛とは、掛下の上から羽織る白以外の打掛のことです。
かつては白無垢よりも格下とされていましたが、現在では白無垢と同格の花嫁衣装とされています。
色打掛は白無垢を着た後、お色直しとして着ることが多い衣装で、婚礼では一度真っ白になってから嫁いだ家の色を入れ生まれ変わるという意味を持ちます。
また、織り、刺繍、染めで華やかな模様が描かれ、色や柄で選ぶことができ、白無垢とは違う衣裳の楽しさを味わえます。

3つ目は引振袖です。
引振袖は、一般的な振袖よりも袖の部分が長く、綿が入っているのが特徴で、江戸時代から花嫁衣裳として親しまれてきました。
和装の中でも容姿が見えやすく、女性らしさを際立たせたいと思っている方におすすめの衣装です。
また、背中の帯の結び方にこだわることで、自分ならではの個性を演出できます。
色や柄など、自分の好きなデザインを選ぶことができるため、ロケーションの景色に合わせたり、生地の色・柄に合わせた髪飾りや小物などのコーディネートも楽しめます。

4つ目は振袖です。
未婚女性の第一礼装である振袖。
結婚式は振袖を着ることのできる最後の機会になることから、記念に残す方が多いようです。

和装を選ぶ理由として、親が希望した和装は結婚式当日のレンタル料が高く、前撮りで残したという方もいらっしゃいます。
また、女性より男性の方が和装を好む、という傾向もあるようです。
男性の衣装はバリエーションが少ないため、スーツに似たタキシードよりも和装姿に憧れがあるのでしょう。

□前撮りでは何着着るのが一般的?

では、前撮りでは何着着るのがベストなのでしょうか。
結論から申しますと、ドレスの着数は、1着か2着がスタンダードです。
1着しか着ないという場合でも、写真が多く撮れるため問題ありません。

ロケーション撮影で複数のドレスを着用する際は、毎回着替える必要があります。
ドレスは、普段着のように簡単には着替えることができず、着替えるたびにセットし直す必要があるので、手間がかかります。
従って、1着か2着がスタンダードだと言えます。

また、見た目では想像できないかもしれませんが、ドレス1着平均で3~4キログラムなので、毎回着替えるとなると、どうしても疲れてしまいがちです。
移動時間をカットできるスタジオ撮影なら、限界までチャレンジすれば着られる着数はかなり多くなります。
使用する小物や撮影するポーズなどを事前に決めておき、スケジュールをうまく調整すれば1日で10着ほど着られます。
ただ、ブライダル雑誌のモデル撮影ではないので、そんなに多くの着数を着るのは現実的ではありません。

□前撮りを行う上で事前に決めておくべきこととは

1つ目は準備です。
前撮りの準備として、よくあるのは衣装の下に着る肌着類です。
もちろん、これらは準備しておく必要があります。

さらに、撮影の時には衣装や撮影で使用する小物類の用意、自身のコンディションの調整、撮影における不明瞭な部分の解消など、考えるべきことが山ほどあります。
これらは、直前に準備するとなると追いつかなくなるので、事前に準備しておく必要があります。
そのため、前撮りの日付が決まったら、できるだけ早く準備しましょう。

2つ目は撮影業者とのコミュニケーションです。
準備をしていく中で、スタジオによってすでに準備をされているものや追加料金がかかるもの、また使用不可のものなど、いくつかルールがあります。
そのようなことを起こさないためにも、撮影業者とコミュニケーションをとることが大切です。
何がプラン内に含まれていて、新郎新婦様にはどのような準備が必要なのか、またどこまで自由度があるのかなどは、事前にすり合わせしておきましょう。

3つ目は撮りたいシーンやポーズを書き出すことです。
明確に撮りたい写真がある場合は、撮影場所にこだわりがあるのか、ポーズにこだわりがあるのかを伝えましょう。
同じ立ち位置でもフォトグラファーが角度や撮影位置、レンズを変えるだけで写真の仕上がりは大きく変わってきます。
具体的な指示を伝えられるとイメージ通りを叶えやすくなります。

□まとめ

今回は前撮りについて、和装の種類、事前に決めておくべきポイントを解説しました。
読んでいただいて分かるように、意外にも前撮りは撮影までに時間がかかるものです。
しかし、順序立てて一つ一つクリアしていけば、楽しくて一生の思い出に残るような写真を残せるのではないでしょうか。
大切なのはできる限り余裕を持って、検討、準備を始めることです。
Mai BRIDEでは、複数の撮影プランを設けています。
フォトウェディングや前撮り・後撮りについて興味のある方はMai BRIDEまでお問い合わせください。

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