メイクが濃すぎると主張の激しい印象に、逆に薄すぎると普段と変わらない特徴のない印象に仕上がってしまうのが、ブライダルメイクの特徴です。
フォトウェディングでは、ドレスの次に印象に残りやすいブライダルメイクが、写真の仕上がりを左右するといっても過言ではありません。
そこで今回は、フォトウェディングのメイクに関するあれこれを徹底解剖していきます。
フォトウェディングのメイクについて1つでも疑問がある方は、ぜひご覧ください。
□フォトウェディングのメイクは少し濃いめにするのが正解?
ブライダルのメイクは、当日だけでは心配な方に向けて、事前にリハーサルを行うことがあります。
その際、メイクが濃いといわれる花嫁の方が多いのですが、ブライダルメイクが濃い理由は何なのでしょうか。
ここでは、ブライダルメイクが濃い理由を3つ解説します。
1.ドレスに合わせて
ブライダルメイクを普段着に合わせて行うと、必要以上に濃く見えてしまうかもしれません。
しかし、式の当日に着るのは普段着ではなく、それよりも何倍も輝いているドレスです。
リハーサルの際に濃く違和感があるように見えるブライダルメイクも、式の当日にドレスに合わせてメイクを施せば違和感は感じられないでしょう。
2.遠くからでも美しく
結婚式を広い会場で行う場合は、当日の会場によってはゲストとの間に距離があるかもしれません。
その際に、薄いメイクだと顔がぼやけた印象になることも。
少し濃いめにメイクをすることで、遠くからでも綺麗且つ顔立ちのはっきりした姿が見えるようになるでしょう。
3.写真映え
結婚式の日の花嫁は、おそらく人生で一番といっても良いほど写真を撮られるでしょう。
メイクが薄いと、撮影でフラッシュをたいた際に目元や頬のラインがぼやけてしまう場合があります。
最近はナチュラルメイクを好む花嫁の方が増えていますが、ナチュラルの中にも少し華やかさを加えることで、写真でも綺麗に写ること間違いなしです。
□フォトウェディングメイクのポイント
フォトウェディング用のメイクと普段のメイクでは、考慮するポイントが異なります。
ここでは、フォトウェディングメイクのポイントを3つご説明します。
*光飛び
写真撮影では、光を当てて肌をより綺麗に見せる技法を使って撮影を行います。
そのため、メイクのポイントとしては、フラッシュとライティングの光による光飛びを考えたメイクが必要です。
ラメを使用する場合はなるべくきめ細かいラメを使い、ツヤ肌を意識したメイクでもベースはお粉をはたくようにして、光飛び防止に繋がるメイクにすることをおすすめします。
*ポージング
フォトウェディングでは、事前にポージングを決めておく必要があります。
ポージングやその角度によって光の当たり方が変わるため、それらに合わせたメイクを行わなければならないのです。
ポーズを決めた後にメイクをすることで、より光に合わせたシェーディングやハイライトを施せます。
*撮影場所
フォトウェディングの際は、外での撮影を除いて基本的に屋内のスタジオで撮影が行われることが多いです。
スタジオ内での撮影は、照明の機材やセットなどの環境が整っている点で優れていますが、屋内ならではのデメリットがあります。
照明機材が揃っていることは、光による乾燥に注意する必要があることを意味します。
あらかじめ保湿を行った上で、肌の乾燥に気をつけたメイクを行いましょう。
□フォトウェディングのメイクは自分でできる?それともプロに任せるべき?
ブライダルメイクをプロに任せるか、自分自身で行うか迷っている方もいるでしょう。
特に、メイクが好きで日々のメイクにこだわりを持っている方は、フォトウェディングでも自分で行ってみたいと考えていらっしゃるかもしれません。
ここでは、フォトウェディングのメイクを誰が行った方が良いのかについて解説します。
フォトウェディングでは、スポットライトの当たり方・遠くからの見え方や写真のできあがりを意識したメイクを行える点で、ブライダルメイクに慣れているプロに任せる方が安心で良いといえるでしょう。
プロの方にメイクを頼む際のポイントは、イメージの共有をしっかりと行うことです。
メイクの担当者だけでなく、新郎や撮影を担当するカメラマンとも、写真の完成後のイメージの共有の面で話し合っておいた方が良いでしょう。
また、プロの方にメイクを頼む際、理想のメイクがある場合は、できるだけ画像を用意しておくことをおすすめします。
言葉だけでなく画像を添えて説明することで、より理想に近いメイクになるでしょう。
ここまでは、プロのスタッフに頼む形でのフォトウェディングのメイクを紹介してきましたが、花嫁さまの中には、自身でメイクを行いたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
普段からメイクに慣れている方であれば、自分自身に合ったメイクを知り尽くしているでしょう。
そのため、自分の良さを引き出せる点、プロに頼まないため費用がかからない点がメリットといえます。
ただ、自分でメイクを行うことは、華やかな場や撮影用のメイクになりにくい点で注意が必要です。
メリットだけでなく、デメリットを踏まえた上で、プロに依頼するか自身でメイクを行うかを決めると良いでしょう。
□メイクさんに伝えるべき3つのこと!
理想のメイクがあっても、実際にメイクするまでは不安に感じる方もいるでしょう。
ここでは、失敗しないためにブライダルメイクをプロの方に頼む際に伝えるべきことを3つ紹介します。
*普段のメイクでのポイント
メイクの担当者と花嫁さまは初対面です。
普段からメイクでこだわっている箇所や、これがないとダメといったようなポイントがあれば、事前に伝えておきましょう。
アイプチやつけまつげ、ノーズシャドウの有無など、普段のメイクで欠かせないものは全て伝えておくのがベストです。
初対面だからといって気を遣わずに、希望を伝えることが満足のできる結婚式に繋がります。
*自分に合わないもの
過去に使用したコスメや化粧品の中に、自分と合わないものがあれば必ず伝えるようにしましょう。
肌が荒れるといった直接的なことだけでなく、匂いの好みの点も伝えておくことをおすすめします。
ブライダルメイクは、基本的に事前にリハーサルを行うため、その際に伝えておくことで、当日までに自身に合った化粧品を揃えてくれるでしょう。
*理想のメイク
先ほどもお伝えしましたが、ブライダルメイクに理想のスタイルがある方は、できるだけ画像を用意した上で伝えることが大切です。
もちろん言葉だけで伝えても十分に伝わりますが、個人によって表現の感覚は異なるため、理想に近づけるには画像の用意は必須ともいえるでしょう。
結婚式場によっては、メイクの担当者に事前に希望を伝える「指示書」を提出できるところもあります。
その際も、可能であれば理想に近いメイクの画像を添えると良いでしょう。
□まとめ
今回は、フォトウェディングのメイクを徹底解剖するといった題材のもと、疑問への回答と注意が必要なポイントの解説をしました。
フォトウェディングのメイクについての疑問は、なくなったでしょうか。
通常の結婚式用と異なり、フォトウェディングのメイクでは照明のライティングを意識したメイクが重要です。
普段からメイクに慣れている方・メイクにこだわりがある方でも、フォトウェディング用のメイクに慣れている方は少ないでしょう。
特にこだわりのポイントがある方は、その部分のみを自分自身でメイクし、他を担当のスタッフに任せるといった方法を選んでも良いかもしれませんね。