「フォトウェディング」、あなたはこの言葉を聞いたことがありますか。
これは、結婚式を挙げることなく、カップルが写真だけで特別な瞬間を切り取る、新たなスタイルのことです。
この新しいトレンドは、結婚に対する新しい視点とアプローチを提供してくれるでしょう。
しかし、親や親族がこのアイデアに反対することがあるかもしれません。
そこで本記事では、フォトウェディングの選択肢がもたらすメリットや注意点について探っていきます。
親を巻き込むことで生まれる、ファミリーフォトウェディングの魅力に焦点を当てて見ていきましょう。
□フォトウェディングって何？
フォトウェディングは、伝統的な結婚式の代わりに、写真撮影を主体とした特別なイベントです。
通常の結婚式が、結婚式の実施が前提となっているのに対し、フォトウェディングは結婚式を挙げない前提で計画されます。
フォトウェディングでは、カップルは美しい衣装を身にまとい、ドレス・タキシード・和装などを選んで写真撮影を行います。
特定の場所で撮影を行うことが一般的で、ロケーション、スタジオ、式場などが選択肢として挙げられます。
さらに、フォトウェディングのプランは多岐にわたり、カップルの希望やスタイルに合わせて選択できます。
二人だけで行うものから家族や友人を招待して挙式体験をするもの、撮影後に会食を楽しむもの、お色直しをたくさん楽しむもの、スタジオとロケーションの両方で撮影するものなど、さまざまな選択肢があります。
そんなフォトウェディングは、結婚式を挙げる余裕がないカップルにとって、予算を抑えながら特別な瞬間を楽しむ手段として魅力的です。
結婚式を挙げたいと思っても、経済的な制約がある場合や急な決断が必要な場合、フォトウェディングは理想的な選択肢となるでしょう。
また、時間や手間をかけずに思い出を残したいカップルにとっても、フォトウェディングは便利なオプションです。
結婚式の計画や準備に時間を費やす余裕がない場合や、シンプルでリラックスした雰囲気で特別な瞬間を楽しみたいときに、ぴったりといえるでしょう。
□フォトウェディングのメリット
＊リーズナブルな費用
フォトウェディングは、結婚式に比べて費用を抑えられる魅力があります。
一般的な結婚式の平均費用が300万円を超えるのに対し、フォトウェディングの費用は20万円前後と手頃です。
また、スタジオ撮影のみを選ぶ場合、10万円前後でも十分に魅力的なものにできるでしょう。
＊手間の少なさと迅速な準備
フォトウェディングは準備が簡単で迅速です。
会場探しやゲスト招待、料理やギフトの検討など多くの手間が不要で、衣装選びやヘアメイクの打ち合わせもシンプル。
それだけではなく、撮影自体も平均1時間15分程度で終了し、思い立ったらすぐに実現できます。
＊自由なアレンジとオリジナリティ
フォトウェディングは自由度が高く、ペットや家族、個性的な衣装や小道具を取り入れたり、自由なポーズを試したりできます。
そのため、オリジナルな写真を残し、特別な瞬間を楽しめる素晴らしい機会です。
ただし、会社によって持ち込み料が発生することもあるため、事前に確認が必要です。
□フォトウェディングの注意点とは？親や親族に反対されない？
フォトウェディングは自由度が高い一方で、いくつかの注意点も存在します。
ここからは、フォトウェディングを検討する際の注意事項を紹介します。
＊天候の確認
屋外でのロケーション撮影を計画する場合、天候が撮影に影響を及ぼす可能性があります。
フォトウェディングは通常、短期間で進行するため、当日の天気を事前に確認しましょう。
もし雨天の予報が出ている場合、代替案を考えておくことが重要です。
＊費用の透明性
フォトウェディングの費用は、フォトスタジオや結婚式場によって異なります。
提示されたプラン価格だけでなく、追加のオプションや衣装のレンタル料など、隠れた費用に注意が必要です。
事前に見積もりを取り、プランに含まれるサービスと費用を詳細に確認しましょう。
＊周囲の理解と調整
フォトウェディングは通常、新郎新婦や両家の親だけが参加することが多いため、一般的な結婚式のように広く祝福を受けることが難しい場合もあります。
親や親戚が結婚式を望んでおり、フォトウェディングに反対する可能性も考慮すべきです。
事前に周囲の意見を聞き、調整することで、円満なフォトウェディングを実現できるでしょう。
これらの注意点を踏まえ、フォトウェディングを計画する際には慎重に準備を進めましょう。
□親が反対しているならフォトウェディングに親を呼ぶ選択も！
フォトウェディングは通常、新郎新婦だけのイベントと思われがちです。
しかし、最近では「結婚式や披露宴は行わないけれど、写真は撮りたいし花嫁姿を両親に見せたい」と希望するカップルによる、ファミリーフォトウェディングが増えています。
以前フォトウェディングを行ったカップルの中には、家族や親しい友人を招待する例も増加しています。
フォトウェディングに参加した人の割合を見てみても、新郎新婦のみが参加した割合が47.3%なのに対し、両親を招待したカップルが32.4%と、結構多いのが分かると思います。
そのため、親や親戚が「晴れの場に同席したい」と望んでいる場合には、ファミリーフォトウェディングの選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
そんなファミリーフォトウェディングの魅力としては、次の3つが挙げられます。
1.家族に花嫁姿を生でみてもらえる
ファミリーフォトウェディングでは、花嫁がウェディングドレス姿で家族に出会う特別な瞬間を共有できます。
そのため、親しい人々が生で花嫁の美しさを目に焼き付けられるので、感動的な瞬間となるでしょう。
2.ウェディングドレスを着て家族写真が撮れる
花嫁はウェディングドレスを身にまとって、家族と一緒に写真を撮影できます。
この特別な瞬間は、家族との絆を写真に刻み込み、一生の思い出として残ることでしょう。
3.両家両親の交流もできる
ファミリーフォトウェディングは両家の親が顔を合わせ、交流を深める貴重な機会です。
新しい家族同士が親しみを深め、結婚の喜びを共有できる機会としても役立ってくれるでしょう。
□ファミリーフォトウェディングの注意点について
ファミリーフォトウェディングに家族を招待する場合、成功させるためにいくつかのポイントがあります。
家族全員が楽しいひとときを過ごせるように、以下の注意点を確認しましょう。
1.両家で服装を合わせる
両家族を招待する場合、撮影時の服装について明確な指示が必要です。
片方の家族がフォーマルな服装を選んでいる一方、もう一方の家族がカジュアルな服装で来てしまうことを防ぐため、新郎新婦が服装について調整を行いましょう。
また、両親の服装やヘアメイクについても、フォトスタジオに指示を出すことで、親孝行の心を示せますよ。
2.プラン選びを慎重に
フォトウェディングには様々なプランがあります。
挙式を行うプランや会食や旅行を組み合わせたプランなど、家族に合ったプランを選びましょう。
また、家族が参加しやすく、費用も適切なプランを検討しましょう。
もし希望するプランがない場合、自分たちでレストランや料亭を手配するオリジナルプランを考えることも可能です。
3.年齢に合わせた対応を
フォトウェディングでは、年齢に合わせた対応も必要です。
祖父母が参加する場合、座る場所や飲み物の提供など、快適な環境を整えるようにスタジオに事前に相談しましょう。
また、小さな子供がいる場合には、ベビーシッターを派遣して子供たちが安全かつ快適に過ごせるように配慮してください。
□まとめ
フォトウェディングは、親に反対されることもあるかもしれませんが、親を招待することで新たな家族の瞬間を共有できる素晴らしい選択肢です。
そのため、メリットと注意点をしっかり把握し、フォトウェディングを通じて愛と絆を家族と共有し、最高のフォトウェディング体験を実現しましょう。
最後に、フォトウェディングを選ぶことは、一生の思い出を写真に刻むだけでなく、新しい旅路を始めることでもあります。
これはカップルにとっての重要な決断であり、家族との関係をより深める素晴らしい機会でもあります。
そのため、家族との愛と絆を大切にし、フォトウェディングを通じて新たな人生の章をスタートさせましょう。