人生の大イベントである結婚に際して、新婚夫婦は多くの選択を迫られます。
特に前撮り写真は、後世に残る大切な記念になるため、その撮影に親を招くべきかどうかは、慎重に考えたい問題の一つです。
しかし、親を招待することに懸念を感じるカップルも少なくありません。
今回は、「前撮りに親を呼びたくない」と考えている方々のために、前撮りに親を呼ぶことのメリット・デメリットや、先輩ご夫婦のリアルな声をご紹介します。
また、親との間でトラブルにならないためのポイントもお伝えしますので、最適な選択ができるように、ぜひこの記事をご活用ください。
□前撮りに親を呼ぶメリットとデメリット
*前撮りに親を呼ぶメリット
1.異なる衣装でのサプライズを楽しむ
前撮りでは、結婚式当日とは違った衣装を選ぶカップルが多いです。
親にとっては、愛する子供の新たな一面を見る機会となり、喜びもひとしおです。
様々な衣装を見せる機会は、結婚式前の親孝行にもなりますね。
2.家族との貴重な時間を共有
前撮りは、家族が共に過ごす貴重な時間となります。
結婚式当日は忙しく、ゆっくりと家族との時間を持てないことも多いですが、前撮りならば両家が一堂に会して、リラックスした雰囲気で撮影を楽しめます。
3.リラックスした雰囲気の中での撮影
親がそばにいることで、普段カメラに慣れていないカップルも、リラックスして撮影に臨めるでしょう。
親の存在が撮影の雰囲気を和らげ、自然体での写真が期待できます。
4.旅行感覚での楽しい撮影
ロケーション撮影を選べば、それはまるで小旅行のような体験になるでしょう。
撮影地での新しい発見や思い出作りは、カップルだけでなく親にとっても特別な時間となります。
*前撮りに親を呼ぶデメリット
メリットがある一方で、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。
1.父母の目線が気になる
親の視線が気になってしまい、撮影に集中できない場合があります。
親の前では緊張してしまい、自然な表情を見せられない可能性もある点は、しっかりと考慮しなければなりません。
2.オプション料金の発生
撮影所によっては親を撮影に加えることで、追加料金が発生する場合があります。
そのため、経済的な負担も考えて撮影プランを選ばなければなりません。
3.プライベートな雰囲気の写真が撮りづらい
親が近くにいると、カップルだけのラブラブな写真を撮るのが難しいですよね。
親の目を気にせず、自分たちらしい写真を残したい場合は、親を呼ばない選択も考慮に入れましょう。
□前撮りには親を呼びたくない?先輩花嫁たちのリアルな声
1.親の前では照れ屋になる
「親が見ているとなると、どうしても照れてしまい自分たちらしさを出せない」といった心配を抱えるカップルは多いです。
撮影のプロであるカメラマンの指示に従っても、親がいるとリラックスできないと感じることも少なくありません。
2.秘密の撮影を望むカップル
前撮り写真を結婚式当日までのサプライズにしたいカップルにとって、親の同伴はあまりおすすめできません。
「前撮りは結婚式でのお披露目まで秘密にしたい」といった思いを尊重する選択も大切です。
3.自然な表情を大切にしたい
「両親が同伴すると、自然な表情が出にくいかもしれない」といった懸念の声も挙げられました。
カップルの間に自然な笑顔や仕草が生まれるのを、親の存在が阻害することも考えられるので、夫婦2人の自然体な撮影を望む場合には、ご家族を呼ばない選択肢も検討してみてください。
4.家族写真は楽しいものに
一方で、全家族が一緒になる撮影は、和気あいあいとした雰囲気で進むことも多いです。
撮影を家族イベントとして楽しむことで、結婚式前の素晴らしい時間となるでしょう。
5.両家の絆を深める機会
「両家の親にともに参加してもらった前撮り撮影は、家族の絆を深める良い機会だった」と振り返るカップルもいます。
両家の親を呼ぶことで、家族間の結びつきを強めることもできるでしょう。
前撮りに親を呼ぶかどうかは、カップルの価値観や状況によって異なります。
結婚式の主役はあくまで2人なので、まずはお互いの意見を尊重し合い、最善の策を練ることが重要です。
□親が参加する場合の服装はどうしたら良い?
*フォーマルな装いを選択
前撮りに親が参加する場合、親もスーツや訪問着、ワンピースなどのフォーマルな服装にするのが一般的です。
親にとっても、子供の結婚を祝う大切なイベントなので、相応しい装いを選びたいものです。
そのため、カップル側から指定してあげることで、当日の服装で迷うこともなく、安心して同席しやすくなります。
*私服でのカジュアルな撮影
フォーマルではなく、意図的にカジュアルな服装を選ぶことで、日常的な雰囲気を演出できます。
特に地元の思い出深い場所での撮影は、親子の絆を感じさせる自然な写真になりやすい特徴があります。
カジュアルな服装でも、事前にテーマや色合いを決めておくと、統一感のある写真に仕上がるためおすすめです。
親が前撮りに参加する場合の服装選びは、単なるファッションの問題ではありません。
撮影の雰囲気を左右し、写真の質にも大きく影響を与える重要なポイントです。
服装選び一つをとっても、前撮りの成功には細心の注意が必要です。
□前撮りに親を呼ぶかどうかでトラブルになるのを避けるためのポイント
結婚式の前撮りは喜びに満ちた記念すべきイベントですが、時には予期せぬトラブルが生じることがあります。
大切な瞬間が悔いの残る結果にならないように、両親や義両親が同席する際には、十分な事前準備が欠かせません。
そこでここからは、円滑な前撮り撮影に向けて、トラブルを避けるためのポイントをご紹介します。
1.事前の段取りをしっかり決める
カップルが前撮りでどのような写真を残したいか、撮影の流れやポーズについてあらかじめ話し合い、明確なプランを持っておくことが重要です。
はっきりとした計画を立てておくことで、撮影当日に慌てることなく、スムーズに希望の写真を撮影できます。
2.撮影時間を分割する
親が同伴する場合は、撮影時間を家族写真とカップルだけの写真に分けるのがおすすめです。
前半に家族写真を撮り、後半にカップルだけで自由に撮影することで、人目を気にせず2人だけでの撮影もできますね。
3.必要なら断る勇気を持つ
カップルが撮影に親を呼びたくないと決めた場合、きっぱりと断る勇気も必要です。
最終的には2人の記念となる写真ですから、自分たちの意志を尊重することが何よりも大切です。
ただし、親を招かない決断をした際は、家族間の関係性を損なわないよう、丁寧な断り方を心がけましょう。
誤解を招かないよう、きちんと理由を伝えることがトラブルを避けるカギとなります。
□まとめ
結婚式の前撮りにおいて親を招くかどうかは、カップルにとって重要な選択です。
さまざまな衣装を見せ両家の家族との親睦を深める良い機会になりますが、撮影を見られるのが恥ずかしい方やオプション料金がかかる場合があるなどの懸念点もあります。
ただし、前撮りにおいて最も重視するべきなのは、カップル2人の意見です。
だからこそ、メリットとデメリットを天秤にかけ、自分たちの願望と実情を照らし合わせて決めるべきといえるでしょう。
この記事が、親を招くことのメリットと懸念を理解し、最適な選択をする一助となれば幸いです。
最終的にはカップル2人が納得し、幸せを感じられる撮影を実現させましょう。